| 初代とは言っても年式は2002年~2010年なのでまだまだ新しい部類 |
ありそうでなかった、ポルシェ・カイエンの「オフロード・カスタム」。
不思議なもので、911はよくオフローダーにコンバートされるものの、カイエンのチューンというと「オンロードでのパフォーマンス重視」「ローダウン」「エアロ」といったものが多く、つくづく人とは無いものねだりということがよくわかります。
あわせて、これまでのポルシェのチューナーが「オフローダーのカスタムに慣れていない」ため、カイエンであってもスポーツカーと同じようにカスタムしてしまう、といった実情もありそうですね。
この感覚は新しい
今回、カイエンを「ハードなオフローダー」に仕立て上げたのはドイツのオフロードチューナー、Delta 4x4。
改造の内容としては純正エアサスのリフトアップ(スペーサーのようなものを追加しているらしい)、20インチサイズのオフロードホイールにクーパータイヤ、フロントグリルにプロジェクター式アディショナルランプ、ボンネットにもPIAA製ドライビングランプが装着されています。
さらにルーフにはラックを取り付け、ここにもPIAA製ランプを6つも装着し、リアにはスペアタイヤを背負うことに。
ボディカラーはもともとグロスブラックのようですが、効果的にマットブラックのラッピングが追加され、これがまたラギッドな雰囲気を出しているようですね。
初代カイエンは格安で入手可能
ポルシェ・カイエンは2002年に登場していますが、その後2010年には2代目にスイッチし、現行の3代目カイエンは2018年に登場。
ポルシェ初のオフローダーそしてSUVということで大きな話題となり、今やポルシェの大黒柱と言えるモデルにまで成長しています。
その分台数は相当に出ていて、日本の中古車市場を見てみると、カイエンの中古車はなんと(カーセンサー上にて)540台も存在。
初代カイエンのタマ数も多く、最安だとなんと40万円前半で購入可能です(2006年以降の後期型でも100万円以内で購入できる)。
いかに安くともポルシェはポルシェであり、どう考えても周囲からは「40万円台で買った」と思われないはずで、格安で購入するのもヨシ、タイヤとホイールを交換してオフローダーっぽくラックとランプを取り付けて今回のカイエンのようにワイルドな気分を楽しむのもヨシ。
まさかカイエンがここまで安くなっているとは思わず、「初代カイエンの中古を買ってカスタム」はけっこう楽しいカーライフが送れる選択かもしれません。
VIA: Delta 4x4, Crazy About Porsche