| ランボルギーニ、ポルシェは日本市場においても「コロナウイルスに関係なく成長」を見せる |
ランボルギーニは「ランボV12 ヴィジョングランツーリスモ」を発表していますが、このコンセプトカーがランボルギーニ博物館(MUDETEC=Museo Delle Tecnologie)にて展示開始された、というニュース。※展示は11月まで
このランボV2 ヴィジョングランツーリスモはモンテカルロにて開催されたグランツーリスモ・チャンピオンシップ”ワールドファイナル”にてお披露目されたもので、アヴェンタドールSに搭載される6.5リッターV12のハイチューン版、それにシアンFKP37に積まれるスーパーキャパシタをプラスして819PSを発生します。
パフォーマンスとしては0-100km/h加速2.8秒、最高速度350km/hという数字を示し、これはかなり「現実的」。
一方スタイリング面だと「現実離れ」していて、そもそもシングルシーターレイアウト、そしてサイクルフェンダー風のボディを持つというぶっ飛んだデザインを持っています。
デザインを担当したのはランボルギーニ社内のデザインスタジオ「チェントロスティーレ」、そしてプロジェクトを指揮したのはランボルギーニのチーフデザイナーであるミッチャ・ボルカート氏。
随所に過去のランボルギーニの各モデル、たとえばマルツァル、ディzブロSE30、さらには「未来」を示すテルツォ・ミッレニオの要素が散りばめられ、ランボルギギーニの過去と未来とを繋ぐモデルだと言えそうです。
こちらはサンタアガタ・ボロネーゼ(ランボルギーニの本社所在地)にてテストを行うシアンFKP37のプロトタイプ。
ポルシェはLGBTを支援
5月に開催されたアメリカの「プライド月間」以降、各自動車メーカーではLGBTを支援する動きが拡大中。
自動車メーカーの行動が世間に与えるインパクトは大きく、そしてポルシェのように影響力の大きなメーカーがこういった活動を行うというのは大きな意味がある、と思います。※米国ではBMWが「レインボー」にラッピングされたM8を公開
-
【今日のニュース】マセラティMC20のエンジンは540馬力、C8コルベットのオイル交換は超簡単、「世界最速の女性」記録が更新、BMWがLGBTを支持するために8シリーズのアートカー作成etc.
| そのほか1159馬力の「エンジン単体」販売開始、ポルシェ・カレラGTのレビュー動画も | さて、今日のニュースダイジェスト。 まずはマセラティ製新型スーパーカー「MC20」ですが、これに搭載される ...
続きを見る
今回はドイツにて開催の「クリストファー・ストリート・デイ」にあわせてレッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、パープルのポルシェ911GT3を展示した、と報じられています(もうちょっとでレインボーが揃いそう)。
ポルシェはコロナウイルスの影響下でも利益減少を最小限に食い止める
ベントレーやマクラーレン、BMW他、多くの自動車メーカーがコロナウイルスの影響を受けて従業員の解雇に踏み切る中、2020年1-6月の利益下落を7.3%に留めた、というニュース。
多くの自動車メーカーが20-30%ほど数字を落とす中では「かなりいい数字」なんじゃないかと思います。
なお、販売台数としては116,964台で、これは前年同期比で12.4%。
このうちカイエンは39,245台、まかんは34,430台を記録し、ポルシェ911は16,919台(前年比で+2.2%)、タイカンは4,480台。
地域別に見ると、いぜん中国が「最大」であり39,603台、ついで欧州の32,312台、そして北米の24,186台。
つい数年前までは北米が「世界ナンバーワン市場」であったものの、驚くべきことに中国に対しかなりの差をつけられている、ということになりますね。
日本については台数が公開されていないものの、日本自動車輸入組合によると、販売台数ベースでは3,766台を記録し、これはなんと「輸入車ブランドでは2番目に成長した」という数字。
ちなみに成長率1位はフェラーリ、3位はランボルギーニですが、不況下でも高額製品はひたすら売れるという日本の特徴を反映した形となり、こういった数字を見て各自動車メーカー本社の「日本に対する見方」が変わる可能性もありそう。
-
2020年6月の輸入車登録状況。通年で昨対100%を維持したのは7ブランド、うち5つはスポーツカーメーカー、そして最も成長したのはフェラーリ
| やはり高級スポーツカーは不況下でも強かった | さて、2020年6月の輸入車販売ランキング。輸入車全体だと21,075台が登録され、これは前年比67.7%という数字です(1-6月累計だと113,4 ...
続きを見る
日本市場は数字(販売台数)としてみると「どのメーカーにとっても3〜5番目くらい」に止まるものの、その安定性、加えて安定した成長は他の国には見られないほどで、不況に左右されないという点を重視し、ロールスロイスは日本市場への関わりを強めている、とも報道されていますね。