レクサスは少し前にLC500のオープンモデル、「レクサスLC500コンバーチブル」を発表したところですが、今回欧州向けに「レガッタ」と命名された限定モデルを追加投入。
この「レガッタ」は、レクサスが何らかのテーマを持たせて作り上げる特別仕様車「インスピレーション・シリーズ」の一環となり、内外装にヨットをモチーフとしたデザインが施されたことが特徴となっています。
レクサスの限定モデルは「カラー」にこだわる
このレクサスLC500コンバーチブル「レガッタ」に採用されるボディカラーは「ストラクチュラルブルー」。
これはモルフォ蝶の羽根にヒントを得た構造色であり、開発に15年をかけ、塗装できるのは1日にわずか2台のみだとされる特別な色。
これに組み合わせられるのはマリンブルーのソフトトップです。
こちらはトップを開け放った状態。
エクステリアだと、ボディカラー以外の部分は通常モデルと同じ仕様を持っています。
インテリアはエクステリア以上に「特別仕様」
なお、レクサスはLCコンバーチブル発表時に「オープンカーにとって、インテリアもエクステリア同様に、ほかから見られる機会が多い」ということを理由に、エクステリアと同様の注意を持って、エクステリアの延長線上としてデザインされるべきだと主張。
実際に今回のレクサスLCコンバーチブルにおいても、まさに「美しい」としか言いようがない仕様を持っており、世界有数のエレガントさを持つインテリアだと考えています。
インテリアカラーはアイボリーにネイビー。
そこへパーフォレイト(穴あき)加工、ステッチ等様々な技術を駆使した加飾が施されます。
シートベルトもネイビー。
ベルトを通すループもクラシカルでいい感じですね。
カーペットはアイボリー、マットはネイビー。
サイドシルには「LCインスピレーション」の文字。
多くの自動車メーカーは「汚れ」を嫌い、ステアリングホイールやシフトノブといった”手に触れる部分”に明るい色を使用することを嫌うものの、このレクサスの割り切りは”凄いな”と思わせられる部分です。
リアデッキには風の巻き込みを防ぐためのウインドデフレクター。
これだけ美しいインテリアであれば、常にトップを開けた状態で走りたくなってしまいますね。
レクサスは欧州市場に「ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング」を投入
あわせてレクサスは、欧州市場に新ボディカラー「ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング」を追加する、と発表。
これはすでに日本市場では選択可能なボディカラーではありますが、欧州においてはようやく2021年モデルのレクサスLCが発表され、それに伴う追加ということになりそうです。