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トヨタがEV第二弾、「bZ4Xツーリング」発表。北米版「bZウッドランド」は発売直後にもかかわらず現地で約100万円の値下げを実施し大きな話題に

トヨタがEV第二弾、「bZ4Xツーリング」発表。北米版「bZウッドランド」は発売直後にもかかわらず現地で約100万円の値下げして話題に

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| bZ4Xツーリングは航続734kmと超広大ラゲッジでBEVの常識を覆す |

記事の要約

  • 待望の派生モデル: bZ4Xをベースにリアをストレッチ。積載性と走りを極めた「ステーションワゴンSUV」が誕生
  • 圧倒的な積載力: 荷室容量はbZ4X比約1.4倍の619L。家族でのキャンプや遠出も余裕
  • クラストップ級の航続: 1回の充電で最大734km(WLTC)の走行が可能。ロングドライブへの不安を払拭
  • 驚異の4WD性能: システム最高出力380馬力、0-100km/h加速4.6秒。悪路走破性を高める「X-MODE」も完備
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EVでも「遊び」を諦めない。bZ4Xツーリングが解決する悩みとは

「電気自動車(BEV)は荷物が載らない」「長距離の移動が不安」——そんな既成概念を打ち破る一台がトヨタから登場。

それが2026年2月25日に発売された新型「bZ4X Touring」であり、このクルマは「トヨタがBEVをより身近な選択肢にするため、世界中のお客様の声に応えて開発した」モデルです。

平たくいうとSUVの走破性とステーションワゴンの実用性を融合させ、「走り」と「広さ」という相反する要素を高い次元で両立させた、まさに次世代のファミリーツアラーということに。

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アウトドア派が待ち望んだ「真の使い勝手」

新型bZ4Xツーリングは既存のbZ4Xの全長を伸ばし、リアオーバーハングを延長することでクラス最大級の荷室空間を確保するというパッケージングを採用していますが、14インチの大型センターディスプレイや113mmのゆとりある後席ヘッドクリアランスなど、車内の快適性も妥協なく追求されています。

さらにはマイナス10℃の低温環境下でも10%から80%まで約28分で急速充電が可能な最新のバッテリーマネジメントシステムを搭載するなど、冬のレジャーでも高いパフォーマンスを発揮することも見逃せず、「単に広くなったbZ4X」ではない、というわけですね。

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概要・性能・スペック

グレード構成はシンプルに「Z」の1グレード展開。

駆動方式は前輪駆動(FWD)と、前後独立モーターによる強力な4WDから選択可能ですが、トヨタは今回「0-00km/h加速」について言及しており、しかしトヨタが公式プレスリリースにてこの数値を公表するのは「極めて稀」な事例です。

主要スペック表(Zグレード)

項目Z(FWD)Z(4WD)
全長×全幅×全高4,830×1,860×1,675mm4,830×1,860×1,675mm
バッテリー総電力量74.7kWh74.69kWh
システム最高出力167kW (227PS)280kW (380PS)
0-100km/h加速4.6秒
一充電走行距離(WLTC)734km690km
ラゲージ容量619L (最大1,240L)619L (最大1,240L)
車両本体価格(税込)5,750,000円6,400,000円
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市場での位置付け:ライバル不在の「BEVワゴン」

現在、ミディアムサイズのBEV市場において、これほどの荷室容量と航続距離を両立したステーションワゴン風のSUVは稀有な存在。

4WDモデルに搭載される「X-MODE」はスバルの知見を活かしたもので、雪道や泥道でも安定した走行が可能です。

テスラ・モデルYやヒョンデ・アイオニック5と比較しても、より「アウトドアの実用性」と「タフな走行性能」に特化した、日本市場に最適なパッケージングと言えるのかもしれません。

結論:BEVは「守り」から「攻め」のフェーズへ

bZ4Xツーリングの発売は、トヨタがBEVを単なる「エコな移動手段」から、ユーザーの「ライフスタイルを拡張するギア」へと進化させた証。

これだけのパワーと広さ、そして700kmを超える航続距離があれば、ガソリン車から乗り換えてもストレスを感じる場面はほとんどないはずで、週末の冒険をよりアクティブに、そして静かに楽しみたい人にとって、これ以上の選択肢はない、とも言えそうですね。

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参考:充電サービス「TEEMO」で1年間無料?

bZ4Xの購入者には、トヨタが展開する充電サービス「TEEMO」の特典が用意されており、トヨタ販売店などに設置された急速充電器が1年間、月2回(各30分)まで無料で利用できるキャンペーンも実施中(2026年2月現在)で、おそらくは今後このbZ4Xツーリングも対象者種に追加されるものと思われます。

BEVへの乗り換えに対する心理的なハードルを、トヨタは「サービス面」からも強力にバックアップしており、これはかなりお得なキャンペーンでもありますね。

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ただし北米ではトヨタの「「誤算」が生じ、bZウッドランドの早期値下げ

今回日本国内で発表されたbZ4Xツーリングの北米版、「bZウッドランド」は北米のディーラーに並び始めてからわずか数週間ではありますが、早くも最大6,500ドルという驚愕の割引キャンペーンが始まっていることが現地で大きな話題となっています。

この背景にあるのは、熾烈を極める電動SUV市場の価格競争で、特に車体を共有するスバルの新型EV「トレイルシーカー」が圧倒的に安価な設定で登場したため、トヨタは異例の速さで「値下げ」の発動を迫られることとなり、この値下げはトヨタの意地をかけたスバルへの宣戦布告とも言えます。

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最大6,500ドルのインセンティブ内訳

現在、トヨタが展開している主なキャンペーン内容は以下の通り(※米国の例、3月2日まで)。

  • リース契約: 6,500ドル(約98万円)のキャッシュバック
  • 現金購入: 5,000ドル(約75万円)の顧客キャッシュバック
  • ローン利用: 72ヶ月間0%金利 + 3,500ドルのキャッシュバック

この措置により、ベースモデルの価格は実質的に4万ドル前後まで下がり、スバルはじめ競合他社のミドルサイズEVと対等に戦える土俵に立ったことになるわけですね。

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bZ Woodland vs スバル・トレイルシーカー

そして以下がトヨタbZウッドランドとスバル・トレイルシーカーとの「比較」。

たしかにその価格差は小さくはなく、そもそも「トヨタとスバルはそれぞれからの発売時に打ち合わせをしなかったのか」という印象も(両者の関係性が悪化しそうだ)。

主要スペック比較

項目トヨタ bZ Woodlandスバル トレイルシーカー
最高出力375 hp375 hp
駆動方式AWD (X-MODE搭載)AWD (X-MODE搭載)
0-100km/h加速4.4秒4.4秒
推定航続距離約418〜452 km約452 km
開始価格(割引前)$46,750 (約701万円)$39,995 (約600万円)
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参照:TOYOTA

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