| 出力は550馬力から一気に690馬力へ |
フェラーリやランボルギーニ、ロールスロイスといった超高価格帯のチューン/カスタムで知られるマンソリー。
その顧客がセレブに集中しているため、どうしても扱うクルマも高級車に偏ってしまうのだと思われます。
そしてマンソリーの顧客にとってはポルシェなど「普通すぎる」のか、これまではさほどポルシェに対して興味を示さなかったものの(他社と競合するということもあったのだと思われる)、しかし今回はカイエン、そしてカイエン・クーペ向けのチューニングプログラムを一挙公開することに。
ポルシェ向けチューン/カスタムプログラムはけっこうライト
マンソリーはこれまで「ボディパネルを総とっかえ」した上にワイドボディ化するといった過激なカスタムも行ってきましたが、最近ではそのカスタム幅を抑えた「ソフトキット」にて新境地を開拓。
つまりはカスタムの敷居を下げることで多くのファンを獲得しようと考えたのだと思われますが、「ポルシェに触手を伸ばした」のも同じ理由なのかもしれません。※マンソリーは今後、ポルシェのカスタムを強化することを予告している
今回はカイエン「ターボ・クーペ」を対象としており、ちょっとライトなボディカラー同色ワイドボディキット、フロントスポイラーにサイドステップとリアディフューザー、フロントバンパー上のエアインテークガイド、ボンネット、ヘッドライト横やフェンダー/ドア上の加飾、リアスポイラーといったパーツが装着済み。
そして多くのパーツは無加工での取り付けや交換が可能だと思われ、カスタム初心者にとっても手を出しやすい構成となっているのも特徴です。
そしてマンソリーらしく「パワーアップ」も果たしており、V8ツインターボエンジンは690馬力を発生し、これによって0-100km/h加速は3.2秒、最高速は300km/hをマークする、とのこと(ノーマルは550馬力、3.9秒、286km/hなので、飛躍的に性能が向上している)。
インテリアもやはり「マンソリー」
なお、マンソリーが支持される理由の一つに「豪華なインテリア」があると思われますが、今回のカイエンについてもやはりインテリアに抜かりはナシ。
ほぼすべての部位に手が入り、カーペットはダイヤモンドステッチ入りのレザーへと張り替えられています。
ダッシュボードやシートセンターにはベントレー”マリナー”のようなダイヤモンド・イン・ダイヤモンド。
ステアリングホイールもエルゴノミックな形状へと変更され、なんとなくマッスルな印象です。
ペダルももちろんマンソリー。
「カイエン」にも同様のカスタム・プログラムを用意
そしてこちらは「クーペ」ではないほうのカイエン。
およそカイエン・クーペ同様のカスタムが施されますが、リアスポイラーはこちらのほうがちょっと過激です。
スポイラーの構造自体は二段となった「フロート構造」を持つようですね。
参照:Mansory