| まだまだ実際はどうなるかわからないものの、「こうあってほしい」と思わせる |
さて、つい先日、ホンダが申請した新型ホンダ・シビックのパテント画像が明らかになっていますが、今回はそれをもとにした「新型シビック・ハッチバック」「新型シビック・タイプR」の予想レンダリングが公開に。
まずは新型シビック・タイプRの予想CG。
一瞬「えっ、もうオフィシャルフォトがリーク!?」と思わせるほどの完成度を持っていて、このまま登場してもまったくおかしくはなさそう。
新型ホンダ・シビック・タイプRはこうなる?
そこでこのレンダリングを見てみたいと思いますが、もともとのパテント画像自体が細部を克明に描写したものであり(でないと用をなさない)、さらに新型シビック・ハッチバックは現行アコードに酷似したルックスになると思われるために”予想”が比較的容易だったのかもしれません。
にしても今回公開されたレンダリングは秀逸のひととことであり、現行シビック・タイプRの要素をうまく取り入れた作品となっています。
フロントだと「赤バッジ」に「Type R」バッジ、大きく口を開けたフロントロワーグリル。
フロントフードにはダクト、そしてその左右には盛り上がりも見えます。
フロントフェンダーは拡大されていると見え、ホイールハウス内の圧力を抜くためのギルが確認できますね。
そこからまた張り出したサイドステップ、膨らんだリアフェンダーへとラインが続き、リアバンパーは一層アグレッシブな形状へ。
面白いのは「4連」テールパイプで、これは現行シビック・タイプRの「3連」から1本プラス。
参考までに、現行シビック・タイプRの「真ん中の細い(といっても十分太いけど)パイプ」は美しいエキゾーストサウンドを奏でるためだと言われています。
はお、ホイールやフロントスプリッター、サイドステップ、リアアンダーに赤いラインが入るのは現行シビック・タイプR同様。
ブレーキもお約束のレッドキャリパー、通称「赤キャリ」。
新型シビック・タイプRは「ガンダム風」?それとも「シックなスポーツカー」に?
リアウイングはなかなかに斬新な構造を持っていて、ぜひこのままの姿で登場して欲しいと思うほどですが、ぼくとしてはルーフエンドに「ボルテックスジェネレーターつき」のルーフスポイラーを装着してほしかったなあ、というところ。
ちなみに「ボルテックスジェネレーターつきのルーフスポイラー」はカスタムやアフターマーケットでは非常に人気があり、多くのパーツメーカー、ユーザーが取り入れていますね(以前には、中国にて、シビック・タイプR風のルーフスポイラーやリアバンパーの処理を持つ日産R35 GT-Rが目撃されている)。
新型シビック・タイプRについてはまだまだ情報が少なく、パテント画像もリークされていないことからも概要が明らかになるのは「少し先」になると思われますが、次期シビックについては実車の走行テストが開始されており、ベースとなるシビック・ハッチバックについてはそう遠くない未来に詳細が明かされることになりそうです。
なお、この「ベースモデル」のシビック・ハッチバックについては人畜無害なクリーンなデザインを持っていて、新型シビック・タイプRはその延長で「クリーン」な路線を目指すのか、それとも現行同様に「アグレッシブな」路線を目指すのかも現時点では謎。
ぼくとしては「どちらの路線の」シビック・タイプRも見てみたいような気もします。
参照: Civic XI
ベースモデルのシビック・ハッチバックはこうなる?
そしてこちらは新型シビック「セダン」を予想したもの(なぜハッチバックではなく「セダン」なのかは不明)。
やはりリークされた特許画像をベースにしたものだと思われます。
ただしリークされたのは「ハッチバック」だったので、それを「セダン」化するにあたり、いくばくかのオリジナル要素を追加してあるようですね。
新型シビックについては、外装のみではなく内装も現行アコードに近くなるであろうことがわかっていますが、そのぶん「上質に、そして高級感あふれる」クルマとなりそう。
もともとはシビック(CIVIC=市民の)という名の通り大衆車として誕生したシビックではあるものの、どんどん上級移行してしまっており、当初のコンセプトとはかけはなれたモデルとなってしまうことになっていて、しかしこれも時代の流れということなのかもしれません。
参照: KDesign AG