| ランボルギーニ・ウラカンならばほかのクルマにはできないことも可能に |
さて、ランボルギーニはローマやボローニャ警察にウラカンのパトカーを提供していることでも知られますが、これはガヤルド時代(2004年〜)にはじまるランボルギーニの伝統の一つ。※正式名称は”ウラカン LP610-4ポリツィア(Huracan LP610-4 Polizia)
プロモーション目的という側面もあるとは思われるものの、パトカーというタフな用途にも耐えうるという”信頼性のアピール”に一役買っているとも言えそうですね。
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ランボルギーニ・ウラカンがイタリアにて「2台目」のパトカーに。ほかランボルギーニのパトカーを紹介
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ウラカン・パトロールカーには臓器移植用の設備が備わる
なお、このランボルギーニ製パトロールカーは、ガヤルド時代より、主にイベントへの登場による啓蒙活動、そして臓器の輸送を行うことを目的としており、フロントトランクには専用の冷蔵ボックスが収まっていることでも知られます。
そして今回イタリア警察がその臓器輸送の様子をTwitterにて公開し、ロイターがシェアすることで広く知られることとなっていますが、イタリア北部ヴェネト州パドヴァを出発して492キロ離れたローマのジェメリ大学病院へと移植用臓器(腎臓)を運ぶ様子が収められています。
通常のクルマだと早くても5時間はかかる道のりを、このウラカンLP610-4ポリツィアは2時間ちょっとで走り切り、その平均速度はなんと230km/h(最高速度ではなく平均速度)。
ウラカンは駆動方式に4WDを採用しますが、路面状況によらず最高のパフォーマンスを発揮することができ、実際にイタリア警察そして病院も「臓器を的確かつ迅速んい輸送できるのはウラカンならでは」と絶大な信頼を寄せているようです。
ポリスカー仕様ランボルギーニを運転できるのは一握りの「パイロット」のみ
ガヤルド時代からの共通点として、このポリスカー使用のランボルギーニは誰でも運転できるわけではなく、およそ20人程度で構成された精鋭部隊(もちろん車両コントロールの訓練を受けている)のみがステアリングホイールを握ることを許されており、警察の中でも憧れの存在なのかもしれませんね。
This Lamborghini helped deliver a kidney for emergency transplant pic.twitter.com/szXD1ieSwq
— Reuters (@Reuters) November 7, 2020
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参照:Reuters