メルセデス・ベンツ「EV生産の準備が整った」。世界中にてEV8車種を生産し、2030年には新車販売の半数がEV/PHEVに。なお新型EQSの試作車も公開

｜　新型メルセデス・ベンツEQSはかなり期待ができそうだ　｜

メルセデス・ベンツが「EVの生産準備が整った」としてその工場内の画像を公開。

なお、これら画像にはメルセデス・ベンツのEVシリーズ「EQ」のフラッグシップであるEQSが映っており、これまでに目撃されてきたプロトタイプに比較してもかなり偽装が薄いように感じます。

「EQ」シリーズは世界中で生産開始

メルセデス・ベンツによると、EQシリーズを生産するのは画像が公開されたドイツの工場を筆頭にハンガリー、中国、そして北米でも。※モデルによって製造される工場は異なる

2022年にはEQシリーズを合計で8車種に拡大するといい、この1〜2年で一気にEVへとシフトすることになります。

なお、これらEQを生産する工場は、これまでガソリン車を作っていた既存工場であり、その内部を改装することでEVの製造に対応させた、とのこと。

こちらはバッテリーパック。

EVはガソリン車とは全く異なるコンポーネント、そして構造を持っており、工場で働く人々も長期間にわたるトレーニングを受けたのでしょうね。

新型メルセデス・ベンツEQはスタイリッシュなクルマになりそうだ

画像を見るにメルセデス・ベンツEQSはかなりスタイリッシュなクルマとなりそう。

EQC同様に極限まで段差を削った表面を持っており、ガソリンエンジンモデルのフラッグシップであるSクラスに比較するとウェッジシェイプが強いようですね。

なお、EQSはもちろんコンセプトカーの「ビジョンEQS」の市販モデルということになりますが、比較的再現度が高いのかもしれません。

リアはかなりハイデッキで、テールゲートは「ハッチバック形状」。

テールランプの内側はこれまでに見たことがないようなデザインを持っていますが、トランク側にも発光エレメントが設置されており「横長」スタイルを持つようです。

なお、メルセデス・ベンツは「2030年には、新車販売の50％以上がEVとプラグインハイブリッドモデルになる」と見込んでおり、EQSに続いてEQEそしてEQB、EQAを追加する計画を持っているものの、興味深いのは「車高の高いセダン」になるというEQS SUV、EQE SUVについても言及していることで、これらはまったくの新しいジャンルのクルマとなり、どんな形になるのかちょっと見てみたい気もしますね。

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