| テスラ出身者は次々とEV業界で重要な地位を占めるまでに成長しているようだ |
さて、ロータスの新社長がマット・ウィンドル氏へと交代し、今回カーメディアのインタビューに答えていますが、実のところ同氏はかつてテスラに在籍し、初代テスラ・ロードスターの開発にも関わった人物なのだそう。
なお、この交代は「ロータスがエレクトリック化を加速させる」ということを示す顕著な例だと思われ、そして初代テスラ・ロードスターがロータス・エリーゼの車体を使用していたということは「興味深い偶然の一致」と言えるかもしれません。
参考までに、ロータスは「最後のガソリンエンジン搭載車」、コードネーム”Type131”を2022年に発表することになるものの、それ以降のクルマは「すべてエレクトリック」になるとも報じられていて、この人選にも納得ではありますね。
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テスラでは多くのことを学ぶ
マット・ウインドル氏は今回のインタビューにて「多くのことを学んだ」とコメント。
同氏は2005年にテスラに入社し、その後初代テスラ・ロードスターの開発を担当することとなっていますが、この過程では様々な課題に直面することになり、ガソリンエンジン搭載車とは異なる手法での熱管理、パッケージング、重心の調整などを解決してきたと述べています。
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こういった経験を鑑みるに、マット・ウインドル氏はこれからのロータスに最適な人選ということになり、そして同氏はテスラ・ロードスター開発時に数百周とサーキットを周回済み。
さらにはイーロン・マスク氏と一緒に仕事をしたことで、同氏のマネジメントスタイルから様々な手法を吸収したとも語っていますが、その一部は「決断を下し、人々の面倒を見て、権限を与えながらも、全体的な戦略を達成するために必要な目の前の行動に集中させる」というもの。
ツイッターへの投稿を見るに、ややワンマンにすぎるという印象すら受けるイーロン・マスク氏ですが、「同氏のもとで働いた」人材がこうやって、次々とEV界にて重要な地位を占めてゆく様子を見ると、意外や人を育てる才能もあると考えて良さそうです。
エンジン音は「感動の一部」
そして同氏はガソリンエンジンについての郷愁と「エンジン音は感動の一部」と語りつつ、「ピュアエレクトリックカーには爽快感がある」とも主張しており、よってエヴァイヤに対して”魂を揺さぶる”サウンドを与えようとしているのでしょうね。
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エレクトリックカーには自由にサウンドを付与できるという利点がありますが、現在各メーカーとも「疑似サウンド」については多大な費用を投じて研究を重ねている模様。
参考までに、ポルシェ・タイカンにもこの疑似サウンドが備わっていて、ぼくがタイカンの試乗で一番衝撃を受けたのは加速性能でもコーナリング性能でもなく「その疑似サウンド」。
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人間の感覚とは非常に曖昧なもので、この疑似サウンドが気持ちよければクルマそのものが気持ちよく感じられたり、実際の加速はさほど速くなくとも「疑似サウンドが高まれば」鋭い加速を見せているように感じられることもあって、これからのEVは疑似サウンドのあり方がひとつの評価となるのかもしれません。
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