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また出た新興ハイパーカー!ただし今度はルノーやロータスF1チームの監督が設立に関わった「モランド・カーズ」。ピュアエレクトリック版だと1,950馬力

2021/05/06

また出た新興ハイパーカー!ただし今度はルノーやロータスF1チームの監督が設立に関わった「モランド・カーズ」

| ハイブリッド版とピュアエレクトリック版が存在し、価格は2億7600万円、限定73台 |

さて、続々出てくる新興ハイパーカー計画ですが、今回はスイスのモランド・カーズ(Morand Cars)社から「ハイブリッド」「ピュアエレクトリック」」ハイパーカーが登場予定。

なお、このモランド・カーズを設立したのはル・マンに出場したレーシングチームを率いたこともあるブノワ・モラン氏、そしてルノーやロータスのF1チーム監督、マクラーレンF1チームのレースディレクターを努めたエリック・ブーリエ氏。

設立メンバーを見ると実現性が高そうではあるが

これら設立メンバーを見るに、多くの振興ハイパーカーメーカーのように「ビジネスマンが一攫千金を狙って計画した」ものとは一線を画するようにも思われ、実現性が高いようにも。

ただ、自動車業界に明るい人々が関わったからといってビジネスが成功するわけでもなく、ここは客観的に見てゆくしかなさそうですね。

スペックとしては「ハイブリッド版」には5.2リッター自然吸気V10が積まれ(ランボルギーニ・ウラカンのものと同じ?)、その出力は690馬力にまでチューン。

これにXtrac社製の7速トランスミッション、そしてエンジンとトランスミッションの間にはエレクトリックモーターが搭載される、とのこと。

加えてフロントにもモーターが搭載され(すなわち4WDだと思われる)、トータルでの出力は1,100馬力にも達するそうですが、バッテリー容量は4.5kWhで、約31マイルの「エレクトリックモードでの」走行が可能だとアナウンスされています。

Morand-Hypercar-2

エレクトリックバージョンは1,950馬力

そしてもうひとつの「ピュアエレクトリックバージョン」には4つのモーターが搭載され、バッテリーパックは70kWh。

出力は1,950馬力だとアナウンスされているものの、両バージョンともに加速や最高速についての数字は非公開です。

なお、バッテリーセルについてはフォーミュラEで使用されているものよりも高いエネルギー密度(約180Wh/kg)を持つとされ、スケジュールとしては2021年末までにハイブリッドバージョンの、そして2022年にはエレクトリックバージョンのプロトタイプを完成させたい、と述べています。

気になる価格については230万スイスフラン(日本円だと2億7600万円くらい)を予定しており、合計で73台が生産される模様。

車体骨格は亜麻ベースの複合素材

なお、この新型ハイパーカーの車体にはAmplitexと呼ばれる亜麻ベースの複合材が使用されると紹介されており、これは近年のモータースポーツにおいても比較的メジャーになりつつある素材。

ポルシェも718ケイマンGT4に、トヨタもGRスープラGT4にこれを採用していますね。

c Bcomp_ampliTex and powerRibs bodywork aside

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