スズキ・ジムニーは世界中で進化する！豪州専用、基本装備に絞った「ジムニーライト」が発表に。なおニュージーでは公式「ジムニートラック」も販売中

｜　ある国ではファッションとして、またある国では実用的なオフローダーとして、さらに別の国では人員輸送用として大人気　｜

世界中で様々な需要に支えられる、それがスズキ・ジムニー

さて、スズキ・ジムニーは世界中にて大ヒットしていますが、その理由は「キュート」「コンパクト」「求めやすい価格」といったところかもしれません。

もちろんその豊かな歴史、高い悪路走破性といったところも外すことができない要素ですね。

そして今回、さらにその人気を高めるべく、「ジムニーライト」が発表されることとなっています。

ただしジムニーライトはオーストラリア限定

なお、このジムニーライトは残念ながらオーストラリア限定モデルとなっており、他の地域にて販売される予定は（今のところ）無いといい、そこはちょっと残念でもありますね。

そしてこのジムニーライトですが、外装の仕様としては「フォグランプレス」「ハロゲンヘッドライト」「無塗装サイドミラー」「ブラック塗装の15インチスチールホイール」、内装ではマニュアル式のエアコンに加えベーシックなインダッシュラジオ/CDプレーヤーを備え、まさに「必要最低限」にまとめられています。

エンジンについては1.5リッターK15B、トランスミッションはマニュアルのみ、駆動方式はもちろん4WD（いかに廉価版といえど、これは外せない）。

このジムニー・ライト投入の理由としては、スズキの現地法人いわく「年々高まってゆく需要に対応するため」。

そしておそらく現地ではジムニーは「ファッション」ではなく「実用車」としての下支えがあるのだと思われ、実際の使われ方を考慮して「ベーシックな」仕様を導入したんじゃないかと考えています。

なお、ニュージーランドでは、そこから一歩踏み込み、「ディーラーオプション」としてジムニーをトラックに改装することが可能なキットが販売されているようですね。

ジムニーはもともと遊園地の遊具メーカーが作ったクルマがベースだった

なお、ジムニーはもともとスズキが開発したクルマではなく、「ホープ自動車」なる別の企業が企画したオフローダーであり、スズキがこの企画を買い取って改良を行ない、乗用車として発売したのが「ジムニー」。

そしてジムニーは北米に輸出が開始されるやいなや大人気となり、それを懸念したアメリカの自動車メーカーがメディアとタイアップして「ジムニーは危険」というフェイクニュースを流すことになり、これが原因でスズキは北米市場から撤退しており、（信じられませんが）今に至るまでアメリカではスズキの自動車が販売されていない、という驚愕の事実も（バイクやATVしか販売されていない）。

そんなジムニーですが、上述のとおり世界中で様々な重要があり、インドでは「人を運ぶ」ということを主眼においた5ドアバージョンが投入されるとも言われていますね。

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