ヘネシーが「2.3億円、最高速512km/h」のハイパーカー、ヴェノムF5の「最後の3台」が売れたと発表。これでめでたく限定24台を完売

｜　おそらくは、どこかで加速やラップタイムの「世界最速」記録に挑んでくるだろう　｜

注文者の60％は米国からだが、アジアや中等、欧州からのオーダーも

さて、米チューナー、ヘネシーは「自社オリジナル設計」のハイパーカー、ヴェノムF5をモントレー・カーウィークに展示していますが、その場で「限定台数の残りの枠を販売した」、つまり完売したと発表。

ヘネシー・ヴェノムF5の価格は210万ドル（約2億3000万円）、限定台数は25台に絞られていますが、モントレー・カーウィークに出展する前までには21台が販売されており、受注の60％はアメリカから、残り40％はアジアと中東からだと報じられています。

そして今回、会場にて残る3台ぶんの注文が入ったということになりますね。

ヘネシーはさらにヴェノムF5用の「驚くべき何か」を画策中

このヘネシー・ヴェノムF5に積まれるのは「フューリー」と名付けられたLS由来のツインターボV8 6.6リッターエンジンで、最高出力1,817馬力（1,354キロワット）、最大トルク1,193ポンドフィート（1,617ニュートンメートル）を発揮し、時速311マイル（500キロ）を目標としています。※発表当初よりスペックが向上したが、価格も上がってしまった

ヴェノムF5の車体重量はわずか2,998ポンド（1,360キログラム）なのでパワーウェイトレシオは1.34ps/kgとなり、ヘネシー社によれば、公道走行可能な車両の中で最も高い値を示している、とのこと。

ただ、ヘネシーはそれに飽き足らずヴェノムF5に対しサーキット走行専用へとコンバートする「トラックバック」をオプションとして開発しているといい、これもヘネシーによれば"文字通りこの世のものとは思えない何か "。

第2世代のテスラ・ロードスターにはオプションとしてスペースX社のロケット・スラスタ・パッケージが用意されるといいますが、ヴェノムF5にも「自動車業界では考えられない」なにかを積むのかもしれません。

ヴェノムF5は年間4,000キロしか走れない

そしてこのヴェノムF5は、エアバッグを装備していないために合法に公道走行可能なクルマとして登録できる要件を満たしておらず、しかしアメリカでは「ショー用」として特別なナンバープレートを発行することが可能だといいます。

ただしそのナンバープレートを装着したとして、その名目が「ショー用」であるために年間2500マイル（4,023km）しか走ることができず、その意味ではノーマルバージョンであっても「サーキット走行専用」のようなクルマなのかもしれません。

なお、ヘネシーはこの絵飲むF5を2017年11月に発表していますが、そこから開発に随分時間を要してしまい、最初の納車は今年末だとされています。

24台全てが完成するのは2023年になるそうですが、どこかで「加速」「ニュルブルクリンク」など様々な記録に挑戦することになるのかもしれませんね。

ヘネシー・ヴェノムF5を紹介する動画はこちら

合わせて読みたい、ヘネシー・ヴェノムF5関連投稿