| ポルシェがエレクトリック化の象徴であるタイカンを「ル・マン ハイパーカー」のデザインモチーフに採用してもおかしくはない |
ただし公式にはどんな姿になるのかは明かされていない
さて、ポルシェはル・マン24時間レースへの復帰を表明していますが、このル・マン24時間レースの「ハイパーカークラス(LMH)」と北米で戦われるIMSAとの乗り入れが(LMDh規定のシャシーを使用することで)可能となったことで多数の自動車メーカーが参戦を表明。
これは「より低いコストで、ヨーロッパとアメリカ両方でのプロモーション効果を期待できる」ためで、まだまだここからも参戦組が増える可能性もありそうです。
なお、現在参戦を表明しているのはトヨタ、SCG、プジョー、バイコレス、フェラーリ、アウディ、ポルシェ、アキュラ、BMWで、これらに加え、ランボルギーニとキャデラックの参戦の可能性が高いと報じられています。
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ポルシェはLMGh規定での参加
なお、ポルシェは上述のLMDh規定にて参加予定ですが、このLMDhI規定は、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の最高峰クラスで採用されているDPiの発展形規則であり、参戦するチームは特定コンストラクターによるLMP2ベースのシャシー(マルチマチック、ダラーラ、リジェ、オレカ)を選択し、そこへボッシュ製の67HPを発生するエレクトリックモーター、そしてウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングが提供するハイブリッドシステム(リアアクスルに取り付け)を搭載する必要があります。
そしてポルシェの場合、チーム・ペンスキーをパートナーに、マルチマチック製シャシーを使用すると言われており、今回公開された(ポルシェ公式ではなく)ハコサン・デザインによるレンダリングは「もしかしたら、ポルシェのIMSA/ル・マン参戦用マシンはこんな風になるかも」という可能性を感じさせてくれます。
そのデザインはタイカンをベースとしてますが、もちろんLMDh規定ではシャシーの制限はあるものの、ボディデザインは(レギュレーションの範囲内で)自由なので、ポルシェは今「イチオシ」のタイカン風デザインを採用してくる可能性も。
このレンダリングは「GT1 Evo」と名付けられており、ポルシェのレーシングカーが持つ特徴を随所に反映させた秀逸な仕上がりとなっています。
ちなみにこちらはロードカーバージョン。
そのほかにはこんなレンダリングも
そしてハコサン・デザインはこのポルシェ911GT1 Evoのほかにもたくさんのデザインを公開。
こちらはBMWのル・マン・ハイパーカーをイメージしたもの。
フェラーリF8 GT3。
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参照:hakosan_design