2021年の国内メーカー販売台数に異常アリ？トヨタが前年比で半分に、しかしトヨタの生産半減を尻目にオデッセイは前年比27倍、BRZは60倍の登録を記録

｜　スバルはレヴォーグの販売も伸ばしており、半導体不足から回復しつつあるのかもしれない　｜

トヨタは生産半減なるも過去最高益を記録したらしい

さて、日本自動車販売協会連合による、2021年10月の国産メーカー自動車登録台数（乗用車）が発表。

これによるとトヨタ6万7887台（前年比55.2％）、ホンダ2万6271台（99.2％）、日産1万4065台（109.6％）、スズキ7536台（96.7％）マツダ7509台（75.2％）、スバル5707台（97.2％）、レクサス2841台（74.1％）、三菱2389台（143.7％）、その他1万4905台（106.5％）となっており、合計だと22万1487台（68.0％）という数字ですが、この低水準は国内シェア約半分を占めるトヨタの販売が昨年比で半減したことに起因すると考えて良さそうです。

ホンダがTOP10に3台を送り込む

なお、ここ最近まで、トップ10の8台までがトヨタという状況が続いていたものの、トヨタが思うように生産できていないためか、10位以内にホンダが3台、日産が1台という構成となっていて、ホンダとしては「鬼のいぬ間に」というところなのかもしれません。

よって今回のランキングはかなりな「異常値」を示しているということになりそうですが、新車効果が如実に現れた月でもあり、たとえばマイナーチェンジを受けたホンダ・オデッセイは前年同期比27倍、フルモデルチェンジを行ったスバルBRZは60倍といった具合です。

一方、トヨタの新型車は今ひとつ伸びず（ランクルでも前年比76％）、相当に深刻な（チップ不足の）影響を受けていることもわかります。※アクアも思ったほど伸びず、ヤリスクロスはランキングから姿を消しており、これらも半導体不足の影響だと思われる

2021年10月の国内乗用車登録状況はこうなっている

参照:日本自動車販売協会連合