| ここまで初代セリカをカスタムする熱い男がいたとは |
インテリアもフルカスタム、メーターはホンダS2000
さて、1977年製のトヨタ・セリカが米ebayにて販売中。
ただしこのセリカはただのセリカではなく、なんとホンダS2000のエンジンを搭載しているというカスタムカーです。
形式としてはA30、いわゆる「ダルマセリカ」で、ボディサイズは(ノーマル時で)全長4,215ミリ、全幅1,620ミリ、全高1280ミリ、そして車体重量はわずか1040kgにとどまります。
購入したのは2010年
なお、現在のオーナーがこのダルマセリカを購入したのは2010年で、その時からホンダS2000のエンジンが積まれていたといい、ただし車体全体に渡ってサビが見られたためにいったんすべて分解してのレストアを行った、とのこと。
さらにレストアの段階にてオーバーフェンダーが装着されて「ワイドボディ化」がなされたようですね。※ボンネットはクイックリリースにて取り外しができる
そして車高はこんな感じで極端に落とされていますが、むろんこの状態での走行は難しく、電子制御式エアバッグ式サスペンションによって調整ができる、とのこと。
足回りはほぼすべてを入れ替える必要があったといい、ショックアブソーバーはビルシュタイン製、そしてアフターマーケット製のスタビライザーが装着され、ブッシュ類はポリウレタン製、ホイールは特注のBBS製(16インチ)が装着されています。
なお、こんな感じで「超引っ張りタイヤ」(これで走行できるというのが信じられない)。
このパープルのように見えるボディカラーはR34 日産スカイラインGT-Rに採用されるミッドナイトパープルIIIとのこと。
トランクリッドにはダックテール式のリアスポイラー。
リアから見るとこう。
バンパー類がブラックにペイントされ、クロームパーツが姿を消しているようですね。
そしてホンダS2000の2.2リッター自然吸気4気筒も改良され、ネオクロームバルブカバー、48mm独立スロットルボディ、エンジンマウント、オイルキャップ、コイルパックカバー、ネオクローム仕上げのラジエーターキャップなどが装着済み。
S2000と同じ6速マニュアルを搭載しながら、トヨタAE86(ハチロク)用のリミテッドスリップデフを組み合わせるなど、ユニークな仕様を持っています。
なお、ヘッドカバーにはレインボーIP加工が施されます。
カスタム仕様のトヨタ・セリカはこんなインテリアを持っている
そしてこちらはこのセリカのインテリア。
シートはブリッド、シートベルトはタカタ製という、日本車のカスタムの「定番」でもありますね。
シートバックもミッドナイトパープルIII。
ステアリングホイール(ディープコーン)は取り外し式、そしてスポークやシフトノブ、パーキングプレーキのレバーにもレインボーIP加工が施され、センターコンソールにはクルアパープル仕上げのパネルが装着されています。
オーディオにもけっこうこだわっているようですね。
ダッシュボード類はほぼ作り変えられており、メーターはホンダS2000のデジタル式へ。
S2000のエンジンを搭載したトヨタ・セリカを紹介する動画はこちら
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参照:Larry Chen