新型デロリアンの発表は8月21日！EVそして高級化、おそらくは1360馬力のスーパースペックが与えられそう

｜　デザインはオリジナルのデロリアンを手掛けたイタルデザイン、製造はおそらくデロリアン・モーターカンパニー　｜

現在のところ新型デロリアンの価格や注文方法、納車時期については一切不明

さて、2週間ほど前に「新型デロリアン」のティーザー動画が公開されていますが、今回デロリアン・モーターカンパニー、そしてイタルデザインが「2022年8月21日に開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスで実車を公開する」と発表。

この新型車の名称は「デロリアン・エボルブド（DeLorean EVolved）」だとアナウンスされており、デロリアン・モーターカンパニーのトロイ・ビーツCMOは「デロリアンブランドの新たなる進化が、イタルデザインとの歴史的なパートナーシップによって表現されること、そしてこのクルマが我々の未来へのビジョンを示す車両となることを非常に楽しみにしています」とコメントしています。

新型デロリアンがどんなクルマになるのかはまだわからないが

現時点でこの新型デロリアンについてなんらかの情報が公開されているわけではなく、しかしツイッターにティーザー動画が投稿された際のハッシュタグを見るに「ラグジュアリーなエレクトリックモデル」となる可能性が大きそう。

そして昨年、イタルデザインはウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングとの提携によってEV用の「EVXモジュール・プラットフォーム」を開発しており、これは少量生産メーカー向けのプラットフォームだとされ、これを使用して今後イタルデザインは新興スーパーカー/ハイパーカーメーカー等からの受注を受け、車両を製作する予定なのかもしれません。

よってデロリアン・エボルブドもこのEVXモジュール・プラットフォームを使用すると考えるのが妥当であり、となると（デロリアンだけに妥協なく）このプラットフォームが標榜する「最高出力1,341ps（1000kW/1,360PS）、最大航続距離1,000km」というパフォーマンスをフルに引き出す可能性も。

なお、デザイン（と設計も？）はイタルデザインが担当し、車両の製造はデロリアン・モーターカンパニー（テキサスやフロリダなどに拠点がある）が行うことになるものと見られ、つまり新型デロリアンは「アメ車」になるものと思われます。

デザイン的にはまんま「デロリアン」

投下されたティーザー画像を見るに、そのデザインはオリジナルのデロリアンを彷彿とさせるもので、もちろん特徴的なガルウイングドアも健在。

ただしフロントグリルからは（1年前のティーザー画像にて確認できた）DMCという文字が消え、今回は「V」をモチーフにした発光体が埋め込まれています。

なお、デロリアンやイタルデザインには「V」要素が無いように思われるため、この「V」については謎が深まるばかりです。

ちなみにこのイタルデザインにつき、「オリジナルのデロリアン」をデザインしているということもあって新型デロリアンにも非常に高い期待がかかるわけですが、当時のイタルデザイン主宰者でありデザイナーでもあったジョルジエット・ジウジアーロはすでにイタルデザインを去っており、そこは当時とちょっと異なるところでもありますね（ただしデロリアンの特徴はうまく再現してくると思う）。

イタルデザインとデロリアン・モーターカンパニーが投稿した新型デロリアンのティーザー動画はこちら

The Future was never promised. Reimagine today.
Sign up for the premiere of the DeLorean in 2022.
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— DeLorean Motor Company (@deloreanmotorco) February 13, 2022

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参照：DeLorean Motor Company