スバルが方向性を転換、「新型WRXにはSTIの追加はない」と公式にコメント！電動化に向けて大きく舵を切り、次期WRX STIがあるとすれば「ピュアエレクトリック」

｜ 誰もが新型WRXにはには「STI」が追加されると信じて疑わなかったはずだ ｜

ここへ来てまさかの電動化シフト、「内燃機関を搭載したWRX STIはない」

さて、現在新型WRX S4のキャンペーンが開催されているところですが、どうやら北米にて「新型WRXにはSTIバージョンが追加されない」という発表がなされたもよう。

これはSUBARUの公式発表として伝えられており、「電動化を含む次世代スバルWRX STIの機会を模索している」、そして「内燃機関を搭載した次世代STIは、型WRXのプラットフォームをベースに生産されることはない」と明言したと報じられています。

突然の発表内容はあまりに衝撃的

このスバルの発表内容はあまりに衝撃的で、というのも次期スバルWRX STIの登場は既定路線として語られており、「400馬力」を達成するだろうとう予測のほか、2017年発表の「ヴィジヴ・パフォーマンス・コンセプト（Viziv Performance Concept）に似たクルマになる」ということがスバルの口から直接語られていたため。※もちろん、このヴィジヴ・パフォーマンス・コンセプトも、次期WRX STIを具体的に想定して企画されたコンセプトカーだと思われる

ただ、思い起こすと、2022年1月に開催された東京オートサロンにおいて、スバルは「S4 STIパフォーマンスコンセプト（WRX S4 STI Performance CONCEPT）」を持ち込んでいいるものの、これは次期WRX STIのプレビューではなく、スバルいわく「WRX S4 STI Sport R EXグレードをベースに、チェリーレッドのアンダースポイラーなどのSTIパフォーマンスパーツを装着。さらに、ドライカーボンリヤスポイラーやパフォーマンスマフラーを特別装備し、究極の一体感を引き上げたコンセプトモデル」であり、つまりS4のカスタムカーということになります。

その代わりと言ってはナンですが、突如登場したのがSTI E-RA（Electric Record Attempt）コンセプトで、これは完全なるピュアエレクトリックレーシングカー。

となると、この時点ですでに「次期WRX STIの発売はないと決まっていた」「電動化を進める方向へと路線を転換していた」のかもしれません。

スバルは電動化へ歩みを加速させる？

そして今回、スバルが補足したのが「電動化の動きを強める」「排ガス規制が厳しくなっている世界において、パフォーマンスカーは変化する市場のニーズに合わせて進化していくべき」という方向性で、つい半年ほど前のスバルとは完全に方向性が変わったようにも思えます。

これについて、一体スバルに何があったのかは謎ではありますが、大きく進む方向が変わったことは間違いないと考えてよく、今後の動向については注視したいところでもありますね。

そしてもちろん、これまでのWRX STIの市場価格も大きく変動するものと思われます。

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参照：Motor1