| さすがにこの価格だとメルセデス・ベンツ、アウディ、BMWの高年式中古車を買おうと考えてしまう |
たしかに新型スバルWRX S4がいいクルマなのは理解できるが
さて、スバルが新型WRX S4を発表。
これはすでに北米で発表されている新型WRXと「ほぼ」同じで、相違といえば「マニュアル・トランスミッションが用意されない」「オレンジ色のサイドマーカーがない」「トランクリッドにSTIとS4のバッジがある」「リアワイパーが装着されている」「12.3インチのデジタルメーターが装備されている」。
なお、この「リアワイパー」については北米でけっこうな話題となっていて、そもそも「セダンにリアワイパー」という組み合わせ自体が非常に珍しいようですね。
一方で日本だとこういった組み合わせはごく普通のことでもあり、特段驚くでもなく、このあたり「意外なところに相違があった」という感じ。
ちなみに価格は400万4000円~477万4000円に設定されており、正直(いいクルマなのはわかりますが)かなり高価といった印象で、この価格であれば1~2年落ちの欧州車の中古を狙うという選択肢もアリなんじゃないかと考えますが、一度実車を見てからそのあたりを判断したいと思います。※アウディA4やBMW 3シリーズの高年式中古が余裕で買える価格帯でもある
新型スバルWRX S4はこんなクルマ
新型スバルWRX S4についてはすでに様々なサイトにて解説がなされており、ここで深く突っ込む必要もなく、そのダイジェストを述べておくと、まずWRX S4には、GT-H(400万4000円)、GT-H EX(438万9000円)、STI Sport R(438万9000円)、STI Sport R EX(477万4000円)の4つのグレードが存在。
WRX S4は、SUBARU GLOBAL PLATFORM(SGP)をベースに、シャシーやサスペンションをスポーティに設定し剛性を高めたことが特徴で、スバルによると、車重は1,600kgなので先代モデルよりも重量が増加。
エンジンには2.4リッター4気筒ボクサーターボを搭載し、最高出力271ps(202kW/275PS)、最大トルク375Nm(US仕様比25Nm増)を発揮し日本仕様には8速マニュアルモード付きのCVTトランスミッション(スバルパフォーマンストランスミッション)が採用されています。
また、全車にアクティブトルクベクタリングを採用したシンメトリカル四輪駆動を搭載し、STIモデルには、エンジン、AWDシステム、電子制御ダンパー、パワーステアリング、エアコンなどの走行特性を変更するドライブモードセレクトスイッチが装備されている、とのこと。
その他の特徴としてはボディ上面のみならず裏面の空力マネージメントや・・・。
前後フェンダーやリアバンパーからエアを抜くことで揚力や乱流を抑制するエアアウトレットといった特徴も。
なお、この(あまり評判が良くない)樹脂製のフェンダーアーチは「スポーツサイドガーニッシュ」と命名されており、表面に空力テクスチャーを施すことで空気の流れを整え、操縦安定性を向上させている、とのこと。
日本仕様の新型スバルWRX S4にはデジタルメーターも
インテリアでは、STIモデルにウルトラスエードを使用したレカロ製フロントシート、レッドステッチを施したレザーパッチ、カーボンルックのトリムパーツ、アルミペダルなどを採用してスポーティーな仕上がりに。
テクノロジー面では、STIに11.6インチのタッチスクリーンを搭載したスターリンクインフォテイメントと、日本市場独自の12.3インチのデジタルインストルメントクラスターを新たに採用したほか(ベーシックモデルのGT-Hでは、エアコンコントロール用の小さいスクリーンとアナログインストルメントクラスター)、最新の運転支援技術であるアイサイトXを搭載し、センターコンソールには運転席用のカメラが設置されています。
新型スバルWRX S4にはこんなボディカラーが設定されている
そしてこちらは新型スバルWRX S4に設定されるボディカラー。
まずはセラミック・ホワイト。
アイスシルバー・メタリック。
マグネタイトグレー・メタリック。
クリスタルブラック・シリカ。
ソーラーオレンジ・パール。
サファイアブルー・パール。
イグニッションレッド。
WRブルーパール。
新型スバルWRX S4にはオプションももりだくさん
そして新型スバルWRX S4には(これまでのスバル車同様)多彩なオプションが設定されていて、通常のディーラーオプションであってもフロントグリル、エキゾーストフィニッシャー、トランクスポイラーといったスポーティーなパーツが満載。
さらにSTIスポーツパーツとなると、もう一段アグレッシブなエアロパーツに加え、タワーバーやスティフナーといった補強パーツ、BBS製19インチホイールも用意されています。