| マツダRX-7ほどチューナーの興味をひきつけるクルマもまた少ない |
時を経てもさらに過激なカスタムが次々登場することになりそうだ
さて、数々のバーチャルカスタムを公開してきたCGアーティスト、Hycade氏が最新作「マツダRX-7」を公開。
これは先日予告がなされていたもので、これまでの作風と違わずワイドボディに過激なエアロパーツという出で立ちです。
ざっと見てみただけでもそのカスタムの広範囲さを直感でき、およそ手が入っていないのはルーフとドアミラーくらいのものかもしれませんね。
そのカスタムは過激すぎた
その内容を見てみると、フロントはバンパーがそっくり入れ替えられ、オメガスタイルのインテークが追加されていますが、フロントバンパーのセンター部インテークが大きく口を開けており、しかしもともとのRX-7は「ツルッとした」シンプルなデザインなので、そのギャップが新鮮です。
フロントバンパー下部にはウイングレットつきのリップが追加され、フロントフェンダーは超ワイドに。
フェンダー後方にはこんな感じでエアアウトレットも追加。
なお、ノーマルのRX-7にもエアアウトレットが小さいながらも設けられており、これは当時としてはかなり珍しい仕様であったと思います。
リアフェンダーも大きく膨らみ、それにあわせてサイドステップも巨大化することに(やはりウイングレット付き)。
リアには巨大なウイングが装着され、リアバンパーの下にはディフューザーも追加。
ホイールは前後とも「超」ディープリム、そして車高はベッタリ落ちているため「エアサス装備」なのだと思われます。
Hycade氏はマツダRX-7ワイドボディの色違いも制作
そしてHycade氏はこのマツダRX-7ワイドボディの色違いもいくつか製作しており、こちらが「ゴールドブロンズ」。
上のブルーっぽいグリーンもそうですが、新車販売当時、純正カラーとしてラインナップれていなかっただけに新鮮に見えますね。
よく見るとマフラーは「片側一本出し」、そしてテールパイプはチタンの焼け色つき。
こちらはレッドとブラック。
レッドは慣れ親しんだボディカラーだけに、「ノーマルからどれくらい印象が変わったか」を把握しやすいかもしれません。
フロントのポジションランプ、テールランプ外側の形状はノーマル同様ではあるものの、内部の発光グラフィックは大きく変化しており、そのため随分近代的な印象も。
ちなみにマツダRX-7(FD3S)のデザインは中国人デザイナーのチン・ウーハン氏によるもので、同氏は当時「将来的にクラシックカーとしての高く評価されるように」と考えてデザインを行ったそうですが、登場(1991年)から30年経過してもこうやって高い人気を誇るところを見るに、同氏の目的は”達せられた”と考えていいのかもしれませんね。
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マツダRX-7は現実世界でも過激なカスタムが多い
なお、マツダRX-7はレンダリング界でも”カスタムベース”として大人気ではありますが、現実世界でも多数のカスタムカーが存在し、ときには2次元よりも激しくカスタムされた個体も見られます。
この「在日米兵」によってカスタムされた個体もそのひとつです(今回のHycade氏のレンダリングを見て、この個体をまっさきに思い出した)。
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さらには4WD化されたマツダRX-7も。
こちらはもう車体のほとんどが「自作」になっていて、RX-7として残っているのはフロアや前後バルクヘッドの一部のみ。
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参照:hycade