| ジョージ・ハリスンのマクラーレンF1が公の場に登場するのは25年ぶり、そして「もっともカスタムされたF1」としても有名 |
この時代でブラックのホイールは珍しい。なお車体のあちこちにはヒンドゥー文字が記される
さて、先日パリにて開催された「サロン・レトロモビル」にて6台のマクラーレンF1が展示され、総額がおよそ175億円にも達するとして話題に。
この中の目玉は2つあり、ひとつは3台のみしか製造されたなかったマクラーレンF1 GT、そして(ビートルズのギタリストであった)ジョージ・ハリスンのマクラーレンF1。
なお、このダークグリーンのマクラーレンF1 GT(シャシーナンバー56XPGT)は現在でもマクラーレンが所有しているといい、2015年のジュネーブ・モーターショーにて展示されたことがあるものの、それを除くと「一般の目に触れることはほとんどない」貴重な個体なのだそう。
3台のうちもう一台については、ブルネイのスルタンが所有していて、こちらは先日メンテナンスのため航空機に積まれてマクラーレン本社まで輸送される様子が捉えられていますね。
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ジョージ・ハリスン所有のマクラーレンF1は「もっともカスタムされた」個体
そしてこちらはジョージ・ハリスン所有のマクラーレンF1。
この25年間公の前に姿を表したことはないといい、ボディカラーはダークパープルパール。
ホイールは珍しいブラックサテン、そしてセンターロックのナットにはヒンズー語の文字が記されます。
ドアを開いたところにもヒンズー文字。
シートのセンターはパープル、シートバックにはガネーシャ(ヒンズー教の神の一人)が描かれているのだそう。
ちなみに内装の素材とマッチした仕様を持つギターケースも特別に作られた、とのこと。
そのほかにはこんなマクラーレンF1も展示されている
そしてこちらはブラックメタリックの「通常の」F1。
インテリアはベージュです。
こちらはホワイト(けっこう珍しい)のF1。
このシルバーのF1はサイドに「XP3」とあるので、開発用のプロトタイプ(の3番目)ということになりそうです。
こちらはマクラーレンF1 XP3のインテリア。
一見するとレーシングカーようですが、実は公道走行可能な仕様にコンバートされたマクラーレンF1 GTR(たしかにフロントにはナンバープレートが装着されている)。
テールは「ショート」です。
そしてこちらはかの有名なマクラーレンF1 GTRロングテール。
マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)が開始した「F1認定精度第一号」となる1997年製の”25R”F1 GTR ロングテールで、MSOにてフルレストアされた個体です。
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ジョージ・ハリスンの所有ほか、6台のマクラーレンF1を紹介する動画はこちら
参照:TheTFJJ