メルセデスAMG Oneのオーナーのみが購入可能な腕時計「IWCビッグ・パイロット・ウォッチ・コンスタントフォース・トゥールビヨン」登場、直接AMGから購入の打診があるそうだ

｜ もともとIWCの腕時計は名前が長いが、このモデルはひときわ名前が長く覚えにくい ｜

価格は非公開だが、ほかモデルとのバランスを考慮すると3000万円オーバーなのは間違いなさそう

さて、メルセデスAMGはつい先日「AMG One」の発売にようやくこぎつけたところですが、今回はIWCとのコラボレーションによる腕時計「ビッグ・パイロット・ウォッチ・コンスタントフォース・トゥールビヨン・エディション AMG ワン オーナーズ・エディション」を発売。

ちょっとその名前を覚えるのに苦労しそうな腕時計ですが、これはメルセデスAMG Oneのオーナーにしか購入資格がないという限定モデルであり、つまりは最大でも（全メルセデスAMG Oneのオーナーが購入したとして）275本しか生産されない、ということに。

メルセデスAMG Oneオーナー専用ウォッチは特許取得の「コンスタントフォース」搭載

このビッグ・パイロット・ウォッチ・コンスタントフォース・トゥールビヨン・エディション AMG ワン オーナーズ・エディションの大きな特徴は、その名からもわかるとおりIWCのが特許を持つ「コンスタントフォース・トゥールビヨン」が搭載されること。

このコンスタントフォース・トゥールビヨンはこれまでにも「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」「ポルトギーゼ・コンスタントフォース・トゥールビヨン 150 イヤーズ」にも積まれていたもので、「トゥールビヨン220周年」となる2021年には今回のメルセデスAMG One オーナーズウォッチのベースとなる「ビッグ・パイロット・ウォッチ・コンスタントフォース ・トゥールビヨン IWCレーシング」が登場しています。

ちなみにこの「ビッグ・パイロット・ウォッチ・コンスタントフォース ・トゥールビヨン IWCレーシング（下の画像）」につき、IWCの「トップエンド」に位置づけられ、限定生産本数はわずか15本、そして価格は非公開。

なお、この腕時計にはコンスタントフォース・トゥールビヨン搭載以外にもいくつかの見どころがあり、まずはダイヤル右上の「ダブルムーンフェイズ」。

これは北半球と南半球の月の満ち欠けを表しており、非常に精巧に作られているために「調整が必要なのは577年に1日分のみ」だとされています。

さらに4時位置にあるパワーリザーブ計（96時間）はスポーツカーのタコメーターをイメージし、文字盤外周の「段差」は高性能エンジンのコールドエアインテークを模しているのだそう。

ストラップはラバー製、そしてスリーポインテッドスターがペトロナス・グリーンとともに再現され、ストラップの内側もペトロナスグリーン。

ケース素材はセラタニウム製で、これはビッグ・パイロット・ウォッチ・コンスタントフォース ・トゥールビヨン IWCレーシングにて「はじめて」腕時計の素材として採用されたもの。

この素材はIWCが開発したもので、文字通りチタンとセラミック両方の特製を持ち、軽く傷つきにくいことが大きな特徴だとされています（窯で焼成して成形する）。

ケースサイズは直系46.2mm、厚さは13.5mmとけっこう大きく、ベゼルには溝が彫られてペトロナス・グリーンのハイライトが施され、このペトロナス・グリーンはダイヤル上にて文字やマーキングとしても活用されています。

IWC史上、もっとも複雑なムーブメントを搭載

このビッグ・パイロット・ウォッチ・コンスタントフォース・トゥールビヨン・エディション AMG ワン オーナーズ・エディション（名前長いな・・・）に積まれるムーブメント「94800」はIWC史上もっとも複雑な機構を持つとされるもの。

ちなみに「手巻き」式となっており、コート・ド・ジュネーブ装飾、ペルラージュ装飾が施され、全体的にはエンジンブロックをイメージしたつくりがなされているようですね。

ビッグ・パイロット・ウォッチ・コンスタントフォース・トゥールビヨン・エディション AMG ワン オーナーズ・エディションについても価格は公開されておらず、メルセデスAMGとIWCが直接（メルセデスAMG Oneのオーナーに）連絡を取り、購入の意思確認を行う、とアナウンスされています。

参考までにビッグ・パイロット・ウォッチ・コンスタントフォース・トゥールビヨン プティ・プランスの価格が2800万円くらいなので、ビッグ・パイロット・ウォッチ・コンスタントフォース・トゥールビヨン・エディション AMG ワン オーナーズ・エディションの価格は3000万円オーバーなのかもしれません。

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参照：IWC WATCHES