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SUVだけじゃない!トヨタがなんと「4種類の」クラウンを発表。これが「これからの時代にマッチしたクラウン」4兄弟、まずは「クロスオーバー」が発売に

SUVだけじゃない!トヨタがなんと「4種類の」クラウンを発表。これが「これからの時代にマッチしたクラウン」4兄弟だ

| ただしクラウン「クロスオーバー」以外はいつ発売するのかわからない |

これはちょっとトヨタに一本取られた感じ

さて、トヨタが「クラウン史上最大の話題(問題)作」となる16代目クラウンをついに発表。

このフルモデルチェンジ版 新型クラウンは従来のセダンから「SUVになる」として話題を集めていましたが、実際はそんな甘っちょろいものではなく、なんと「SUV(クロスオーバー)、セダン、スポーツ、ワゴン(エステート)」という4つのバリエーションにて展開し、そして今回先陣を切って発表されたのが「クロスオーバー」だったというワケですね(2022年秋ごろに発売)。

グレード構成は「クラウン CROSSOVER X」「クラウン CROSSOVER G」「クラウン CROSSOVER G Leather Package」「クラウン CROSSOVER G Advanced」「クラウン CROSSOVER G Advanced Leather Package」「クラウン CROSSOVER RS」「クラウン CROSSOVER RS Advanced」の7つで、価格は4,350,000円~6,400,000円に設定されています。

ちなみに「RS」にはこういったイエロー(プレシャスレイ)も設定されており、かなり衝撃的でもありますね(確かにトヨタは昔からイエローが好きな自動車メーカーではあるが)。

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まさか4つもクラウンが登場するとは

クラウンの開発チームは「そもそもクラウンとは」と自問自答し、そして「これからの時代にマッチしたクラウン」を追い求めた結果、今回の”4つの全く新しいクラウン”が誕生したのだそう。

そしてトヨタによると、この4つのクラウンとは、「セダンとSUVを融合させた新しいスタイルの「クロスオーバー」、エモーショナルな雰囲気を持ち運転しやすいパッケージとともにスポーティな走りを楽める「スポーツ」、新たなフォーマル表現とともにショーファーニーズにも応える「セダン」、大人の雰囲気で余裕のある走りを持つ機能的なSUV「エステート」。

そして今後は400もの国や地域にて順次展開するといい、しかしどの国でどのモデルが販売されるのか、そしてそれぞれの発売時期については未定です。

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新型トヨタ・クラウン・クロスオーバーはこんなクルマ

まずは今回発表されたクラウン・クロスオーバーを見てみたいと思いますが、文字通りセダンとSUVとが融合したスタイルを持っており、リアセクションはクーペ風。

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ヘッドライトは一文字。

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テールランプも一文字(CROWNという文字の配置が、新しいLEXUS文字のバッジと同じバランスとなっている)。

トヨタによれば新時代のフラッグシップに相応しいデザインを与えたといい、セダンボディのままでは装着できなかった大径タイヤの装着、さらにはホイールアーチとタイヤとのクリアランスを徹底的に調整した「ツライチ」なオフセット、それによって演出される「踏ん張り感」が特徴だとされています。

なお、国産車においてこういった「ツライチ」にこだわったことを公的に言及する例は非常に珍しい(少なくとも、ぼくの記憶にはない)と認識していますが、そのトヨタのこだわりがどれくらいのものか、ぜひ実車にて確認してみたいものです。

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そしてインテリアは最近流行の「一直線」な水平デザイン。

ちょっと前までのクルマだと、囲まれ感の強い、そして運転席と助手席とを分けた「デュアルゾーン」デザインが主流だったものの、インフォテイメントシステムの普及と大型化・多様化によって、助手席に座る人とその内容を共有することを前提とし、こういった「開放的な」インテリアを採用する例が増えてきているように思います。

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ちなみに今回の新型クラウンでトヨタが押し出しているのは「全席特等席」、暖かさが感じられる(シャンパンゴールドっぽいカラーの)金属の加飾「WARM STEEL」。

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新型トヨタ・クラウン・クロスオーバーのシャシー、パワートレーンはこうなっている

まずプラットフォームについてはTNGAの最新世代を採用し(ヒップポイントが高く、乗降しやすくなっている)、フロントにはマクファーソンストラット式サスペンション、リアにはマルチリンク式サスペンションを採用し、クラウンらしい落ちついた乗り心地としなやかな動きを実現した、とのこと。

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パワートレーンについては4気筒ターボエンジンとeAxleを組み合わせたトヨタ車初採用の「2.4L デュアルブーストハイブリッドシステム(こちらは走行性能を追求したタイプであるようだ)」、そしてもう一つは燃費(効率)重視型の「2.5L シリーズパラレルハイブリッドシステム」。

生産については元町工場と堤工場にて行われ、目標月販台数は3200台です。

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クラウン・スポーツ/セダン/エステートはこんなクルマ

そしてこちららは今回のクラウン・クロスオーバーとともに発表されたクラウン・スポーツ。

なかなかにカッコいいクルマだとは思いますが、上述の通り具体的な発売時期が示されたわけではなく、昨年11月に発表された新しい電動化計画とともに発表されたコンセプトカーの中にあった一台(二列目真ん中あたり)だと思われます。

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JUN
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ちょっとフェラーリ・プロサングエっぽい・・・

ドアミラーなど現実的な部分もあり、しかし本当に発売するのかどうかはわかならい、と考えています(話題作りのために用意しただけ、という可能性もある)。

なお、テールランプはスープラを思い起こさせますね。

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こちらはクラウン・セダン。

フロントグリルが設けられて威厳を強調しているようにも。

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前後共々、これまでのクラウンからは大きく飛躍したデザインです。

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こちらはクラウン・エステート。

レクサスRZのようなフロントグリルを持ち、かなり未来的な印象です。

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テールランプはちょっとRAV4っぽい感じ。

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新型トヨタ・クラウン「ワールドプレミア」動画はこちら

https://youtu.be/3PcoVP1CdIo

参照:Toyota

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