| やはり中国の自動車メーカーはやることが毎回過激だ |
性能はもちろん、その価格もこれまでのスマートとは大きくかけ離れている
さて、中国にてリブートされた新生スマート「#1」にブラバス仕様が登場。
現在スマートの株式の過半数は中国の吉利汽車(Geely)の手に渡っており、事実として吉利汽車によってコントロールされています。
そして今回、このスマート#1 ブラバスが公開されたはの成都モーターショーなので、もう完全にスマートは中国ブランドになってしまったなという感じですが、ブラバスとの関係性についてはメルセデス・ベンツ時代から変わらず継続されているようですね。
新型スマート #1ブラバスは422馬力を発生
そしてこの新型スマート#1 ブラバスにつき、あらたに154馬力を発生するエレクトリックモーターをフロントに搭載し、これにあわせて既存のリヤモーター(268馬力)を駆動するため、合計出力はなんと422馬力。
これはスマートとしては異例の出力であり、その甲斐あってなんと0−100km/h加速は3.7秒。
これは450馬力を発生するポルシェ911カレラS(スポーツクロノなし)と同じ加速タイムであり、正直驚かざるを得ませんが、とにもかくにもこれがエレクトリックパワー、そして中国資本となった新生スマートの威力ということになりますね。
なお、バッテリーパックは標準のスマートと同じ68kWhですが、出力が増加したぶん消費電力は大きく、よって航続可能距離は標準版スマート#1の440kmよりも短くなるものと思われます。
そのルックスは意外や「控えめ」
なお、これまでのスマート・ブラバスというと過激なルックスがウリでしたが、このスマート#1ブラバスのルックスは(今までのブラバスモデルと比較して)控えめだと言ってよく、フロントフードの前に追加されてスリット状のエアインテーク、フロントエアカーテン、シルバーとブラックのツートンカラーホイール以外はベースモデルとほぼ同じ。
ただしカラーリングは「専用」となり、マットグレーにサイレントブラックとレーザーレッドを組み合わせた3トーン塗装を持ち、ブレーキキャリパーもレッド仕上げとなっています。
インテリアについても小規模ながら変更が加えられ、アルカンターラとレザーがシートやダッシュボード、ステアリングホイールに採用され、レッドペイントやレッドのコントラストステッチが採用されています。
スマート#1ブラバスの価格は中国では279,000元(約600万円)に設定されており、ベースモデルの19万元(380万円)よりもかなり高めの価格設定です。
なお、「スマート」ということを考慮するとブラバスといえど600万円、そしてベースモデルの380万円という価格には驚きを禁じえませんが、EVでこれくらいの性能をもたせようとするとやむを得ないのかもしれません。
現時点では中国以外の試乗え販売されるのかどうかは不明であり、日本に導入されるのかどうかも今のところは不透明です。
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