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グーグルマップに新機能搭載!「最速」「燃費重視」ルートの他に「EV」「ディーゼル」「ハイブリッド」などパワートレイン別にもっとも効率のいいルートを検索可能

2022/09/11

グーグルマップに新機能搭載!「最速」「燃費重視」ルートの他に「EV」「ディーゼル」「ハイブリッド」などパワートレイン別にもっとも効率のいいルートを検索可能

| ボクは多くの場合においてGoogle Mapをカーナビ代わりに使用している |

様々なカーナビアプリの中でもグーグルマップは到着予測時間がもっとも正確

さて、現在車両との関わりをますます強めるGoogle。

もっとも多くの人にとって関係があるのはグーグルマップだと思われますが、昨年にはアメリカとカナダ限定にて「最速ルート」のほかに「最も燃費が良いルート」を選択できる新機能を導入しています。

そして今回Googleは欧州でも同様の機能を実装し、さらにはいくつかの新機能を搭載したと発表することに。

「EV専用」のルート検索も可能に

この新機能はまずドイツで導入され、その後フランス、アイルランド、ポーランド、スペイン、英国を含む欧州40カ国で利用可能となりますが、米国エネルギー省の国立再生可能エネルギー研究所(NREL)と欧州環境庁のデータを自社の運転傾向データと組み合わせ、より燃料消費の少ないルートを検索することができる、というもの。

さらには欧州市場にて提供される多様なパワートレインを考慮し、ユーザーが運転する車種を選択することで、より効率的なルートを表示することができるようになっています。

いったいどういうことかというと、ディーゼルエンジンは高速道路で最も効率が良く、ハイブリッド車は低速の市街地走行に向いているなどの特徴を考慮し、最も環境に優しいルートを選択することができるとされていますが、例えばアイルランドのアスローンからリムリックへのドライブにおいて、ドライバーは9分速く走れるルートと、30%近く燃料消費量が少ないルートのどちらかを選ぶことが可能となるわけですね。

Googleは米国とカナダにおいて、この機能を導入して以来、50万トン以上の二酸化炭素排出量を削減したと推定しており、これは10万台のICE(ガソリン・ディーゼルなどの内燃機関搭載)車を道路から排除したことに相当するのだそう。

テスラ・モデルY

EVは内燃機関搭載車とは異なる理論で動いている

加えてこのグーグルマップは、ルート検索に加えて、EVドライバー向けの新しいサービスも展開しており、グーグルマップに「EV充電ステーション」と入力すると、近くにある充電ステーションがわかるだけでなく、ポートの種類や充電速度、場合によってはどのポートが利用可能かといった役立つ詳細も表示されるもよう(これは便利。多くのEVオーナー向けアプリが存在感を失ってしまいそうではあるが)。

なお、EVは内燃機関搭載車とは全く異なる考え方をする必要があり、たとえば「高速道路を走ると極端に電費が悪くなり、バッテリーを消耗すること」。

たとえば環状線などを回って目的地に向かうなど「高速で、かつ迂回した場合」、「最短距離ではあるものの渋滞している」一般道を走ったときに比べて著しく電力を消耗し、ということはつまりそれだけエネルギーが無駄に使用されているということに。

そういった場合、「時間優先」なのか「エネルギー効率優先」なのかは現在の自車のバッテリー残量によって変わってくるとも考えられ、その意味では今回導入された新しい機能は「非常に有用」だと考えられます。

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