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0-100km/h加速わずか1.461秒!またしても異形のEVが世界最速記録を更新。ただしEVの加速争いは今後「1秒以下」に突入する可能性も

2022/10/12

0-100km/h加速わずか1.41秒!またしても異形のEVが世界最速記録を更新。ただしEVの加速争いは今後「1秒以下」に突入する可能性も

| とにかく軽量化で効率を追求するか、それとも大きなバッテリーでパワーを追求するかは考え方がわかれるところ |

そしてバッテリー技術の進歩によって別の考え方も出てくるだろう

さて、先日はグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにてF1マシンよりも速く走った異形のEV、マクマートリー・スピアリングが同大会での記録を更新していますが、今回はまたまた奇妙なEVが0-100km/h加速1.416秒というギネス記録を更新することに。

このEVとはシュトゥットガルト大学のグリーンチーム(Green Team)が製作したE0711-11 EVOであり、その出力は241馬力にとどまるものの、車体重量を145kgに収めることで究極のパワーウエイトレシオを実現しています。※ただし車体重量が小さいため、必然的に人間が乗るとパワーウエイトレシオが大きく変動する

【動画】最初の100メートルでもう時速240km/h!あまりの速さに笑ってしまうほどのマクマートリー・スピアリングがF1マシンより速く走って23年ぶりにグッドウッドの記録更新
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その加速はF1マシンをも凌ぐ

今回グリーンチームはその偉業を達成する瞬間の動画を公開していますが、まずそこに映るのはボッシュの施設(本社かもしれない。こんな形のビルだったとは)。

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そして記録を樹立したのはボッシュが所有するテストコースにて。

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そこへ搬入されるE0711-11 EVO。

見た目はフォーミュラカーのような感じですね。

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そしてタイヤウォーマーを使用してタイヤを温め・・・。

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ドライバーもスタンバイ。

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すべての準備が整い・・・。

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位置につき・・・。

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いざスタート!

横から見るといかにこのクルマが小さいかということがわかりますが、グリーンチームは最高の加速を実現するため、バッテリー容量を大きくして4モーターを積むなどシステムを大規模にするのではなく、むしろその逆を選択したということになりますね。

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その加速の凄まじさは動画越しにでも十分に伝わってくるものの、数値で表現すると「2.5G」に達するといい、これはF1マシンの2Gを凌ぐのだそう(F1マシンは停止状態からの加速を重視した設計ではないが)。

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おそらくまだまだこの記録は短縮されるだろう

なお、ぼくが今回の動画を見て思ったのは「まだまだ記録は更新され続けるだろうな」ということ。

そう思う理由ですが、現在市販車最速の0-100km/h加速を誇るのはリマック・ネヴェーラの1.85秒であり、しかしこれは公道走行用のタイヤを装着して記録した数字です。

かつ、リマックはネヴェーラについて「加速だけのクルマではなく、扱いやすさを重視して加速性能を調整してある」ともコメントしているので、仮にネヴェーラを「加速重視の」の設定に変更し、そしてこのE0711-11 EVOのように、路面にベッタリとブラックマークを残すくらいのハイグリップタイヤを装着すれば、おそらくE0711-11 EVOにかなり近いタイムまで迫ることができるんじゃないかと考えたため。

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さらにリマックのエンジニアは0-100km/h加速を秒という数字も可能だとアッサリ認めているので、「市販車」という枠を取り払ってしまえば、今回の記録をさらに短縮するクルマが登場してもおかしくはないかもしれません。

ただ、今回記録を達成したグリーンチームもこのまま満足するはずはなく、よって他者がそうしなくとも、自らによって、さらに記録を縮めてくるものと考えています。

グリーンチームが「世界最速」加速記録を達成する動画はこちら

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参照:GreenTeam Uni Stuttgart e.V.

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