ベントレーの顧客が「2.2億円のバカラル」にあわせてプライベートジェットとヘリコプターをオーダー！内外装がバカラルと同じ仕様に。お金があるところにはあるんだな・・・

｜　ちなみに先に完成したのはプライベートとヘリコプター、肝心のバカラルは現在製造中　｜

これら3つをあわせてどれくらいかかったのかはわからない

さて、ベントレーは1台2億2000万円超、12台のみ限定の超高級GT「バカラル」を発売していますが、もちろんこのクルマを注文できるのは限られたベントレーのVIPのみ。

そしてベントレーのVIPということは相当な富裕層ということになり、今回そのバカラルのオーナーの一人が「自身のバカラルと同じ仕様にて、プライベートジェットとプライベートヘリコプターを注文して納品された」とのこと。※自身のバカラルはまだ製作中であり、画像のバカラルは「カー・ゼロ」と呼ばれるベントレー所有のプリプロダクションモデル

なお、これらジェット機とヘリコプターはベントレーによって公式に紹介されており、いずれも並行し、そして（ベントレー、ジェット機、ヘリコプターメーカー）各社とも連携を取りながらカスタムが行われたのだそう。

ベントレー・バカラル、プライベートジェット、プライベートヘリコプターはこんな仕様を持っている

そしてまずこちらは富裕層がオーダーしたベントレー・バカラルの内装ですが、ベルーガにリネンレザー、そしてバスケット織りを再現したステッチが特徴的。

そしてこちらはガルフストリームG650プライベートジェットの特注機のキャビン。

こちらがヘリコプター（シコルスキー S-76）の内装。

画像を見ると、いずれもバカラルの内装とぴったりマッチしていることがわかると思います。

なお、これらバカラル、ジェット機、ヘリコプターを同時にオーダーしたのはベントレーの10年来の顧客でありプライベート航空会社「フレックスジェット」を経営するケン・リッチ氏。

今回のコラボレーションについては、過去に何台もベントレーのクルマを（ベントレーのパーソナリゼーション部門、マリナーにて）カスタムしてきた経験から「自身の所有する航空機にも応用できないか」と考えるようになり、そこでマリナーとの共同プロジェクトとして今回の1台と2機の製作を行ったとされています。

ベントレー・バカラルのボディカラーは特別な「カメレオンカラー」

なお、ケン・リッチ氏が自身のベントレー・バカラルに選んだボディカラーは「ジュレップ」という特殊な塗装だそうで、いわゆるカラーシフトペイント。

同氏のバカラルのダッシュボードに埋め込まれる化粧板には樹齢5,000年の再生リバーウッドが用いられていますが、ジェット機とヘリコプターに使用されている化粧板も同じ種類の木材を使用していると紹介されています（さすがに同じ木そのものではないようだ）。

そのほか、サテン仕上げのバカラール・ブロンズ製の備品がキャビンを飾り、ダイヤモンドカットが施されたカーペットも使用され、まさにベントレーに劣らぬ高級感を演出。

こちらはヘリコプターに採用されるカラーシフトペイントですが、これが「ジュレップ」というカラーなのだと思われます。

ヘリコプター（シコルスキー S-76）はひと足お先にモントレー・カー・ウィークにて公開されていたようですね。

ベントレー・バカラル、ガルフストリームG650プライベートジェット、シコルスキー S-76ヘリコプターの3つをあわせるといったいいくらになるのか見当もつきませんが、世の中にはこういった人がたくさんいる、とうことにも驚かされます。

参考までに、ブガッティの調査によると、ブガッティオーナーは平均して「84台の車両、3機のプライベートジェット、1隻のヨット」を所有し、ベントレーの調査では「平均8台のクルマ」を所有しているとされ、「いったいそういったオーナーはどういった人なんだろうな」、という感じですね。

合わせて読みたい、ベントレー関連投稿

参照：Bentley