レンダリング界で話題となった「マツダ MX スピードスター」が実車として発売されるらしい！NAロードスターのコンバージョンキットとして開発中

｜　このルックスでそのまま発売することは難しいだろうが、どこまで近づけるかには期待したい　｜

NAロードスターは個体数も多いだけに様々なカスタムが登場している

さて、2020年4月にCGデザイナーのKasim Tibekov氏が”マツダ・ミアータ・スピードスター”なるレンダリングを公開しており、これはもちろん「想像上の産物」でしかなかったものの、今回XENEX（ゼネックス）なるチューニングカンパニーがこれを「実車として発売する」と発表。

このマツダ・ミアータ・スピードスターには、レンダリング段階から3つのグレードが存在していたのですが、ゼネックスはこれに忠実に製品化を行うとしていてい、「MX スピードスター」「MX スピードスター S」「MX スピードスター RS」という3種類にて展開するようですね。

近年、クルマのチューニングも「実際の性能」よりも「見た目」にシフトする傾向があり、スーパーカー同様に「ファッションアイテム化」していて、そのために新たなるインスピレーションを求め、こういった（現実の自動車業界とは無関係の）アーティストとのコラボレーションを行う事例が増えているのかもしれません。

過去にはこんなマツダ・ロードスターの「スピードスター」化も

ちなみにですが、マツダ本体も過去にコンセプトカーながらも、NC世代のロードスターではスピードスターボディを持つ「MX-5スピードライト バージョン（2009）」、ND世代では「MX-5スピードスター」「MX-5 スパイダー」「MX-5ミアータ・スピードスター・エボリューション」を製作したことも。

そして今年にはNA世代のロードスターを「スピードスター化」して発売するというプロジェクトも発表されていますね。

すでに4台の「マツダ・ミアータ・スピードスター」実車が製造済みらしい

ゼネックスに話を戻すと、1年の開発期間を経て4台の「マツダ・ミアータ・スピードスター」の実車を製造しているそうですが、現時点ではインスタグラムはじめ各SNSには投稿がなく、実車の存在を確認できない、という状態です。

ただし製品名としては「MXスピードスター」に決定しているといい、ベースとなるのはレンダリング同様にNA世代のロードスター。

車体そしてドライブトレーンはNAロードスターをそのまま活用し、しかしボディ表面を「スピードスター」へと換装することになりますが、同時に113キロもの軽量化がなされ、オプションではサーキット対応のサスペンションシステムやウィルウッド製の競技用ブレーキシステムが用意される、とのこと。

このグリーンのボディを持つのはもっともベーシックな「MXスピードスター」ですが、もちろんボディカラーなどは自由に変更ができるものと思われます。

こちらは「MX スピードスターS」で、ファストフォワード製スーパーチャージャーを追加して出力を203馬力に引き上げた強化版。

ゼネックスによれば「サーキットではシェルビー・コブラに勝る」とも。

こちらは最強バージョンの「MXスピードスターRS」。

もともと積まれる4気筒エンジンを捨て去ってシボレー製のLS V8エンジン（355馬力）を搭載し、完全なるサーキットウエポンだと表現しています。

これらMXスピードスターのレンダリングではかなり特徴的なヘッドライトやテールランプを持っていますが、実際にどこまでこれらが再現されるのかは不明です。

残念ながら、価格やボディキットの詳細、販売方法に関する情報はなく、しかし最初の1台は3月1日に完成するとのことなので、ゼネックスのSNSをあらためてチェックしたいところですね。

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参照：XENEX