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ワンオーナー、走行わずか112kmのマクラーレン・スピードテールが競売に!スペシャルカラー採用、限定台数106台のうちの30番目

2022/12/30

ワンオーナー、走行わずか112kmのマクラーレン・スピードテールが競売に!スペシャルカラー採用、限定台数106台のうちの30番目

| スピードテールはマクラーレンのハイパーカーの中でもひときわ高い人気を誇る |

販売台数も少なく、なかなか売り物が出てこない

さて、マクラーレンはそのハイパーカーラインナップとして「アルティメットシリーズ」を持ちますが、そこから発売されているのがP1、セナ、エルバ、そしてこのスピードテールなどのラインナップ。

ただしマクラーレンはそれぞれのキャラクターが重複しないように「サーキット特化型」「ロードコンタクト重視」「最高速重視」など特性を分けていますが、このスピードテールは「最高速重視型」となっています。

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マクラーレン・スピードテールは「F1へのオマージュ」

そしてマクラーレン・スピードテールはかの(ゴードン・マレー設計による1992年の)F1へのオマージュとして企画され、かつてF1が記録した「時速403km/h」の達成とともに発売されていますが、ほかのアルティメットシリーズとは大きく異る未来的なデザインを持ち、まるで宇宙船のような未来的な外観を持つことが特徴です。

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インテリアに目を移すと、マクラーレンのラインナップでは唯一の「3人乗り(もちろんマクラーレンF1へのオマージュ)」となっているのもスピードテールならではの特異点。

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搭載されるエンジンは4リッターV8ツインターボで、ピストン設計の見直しとシリンダーヘッド冷却の強化により747馬力を発生しますが、このスピードテールは「ハイブリッド」であり、装着されるエレクトリックモーターとバッテリーはマクラーレンのフォーミュラEテクノロジーグループによって開発されたものだと紹介されています。

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エレクトリックモーターは低速域でのパワーデリバリーをスムーズにし、その出力は308馬力を発生し、ガソリンエンジンをあわせてシステム合計1,055馬力を発生します。

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このスピードテールに採用される誘電冷却絶縁型バッテリーもまた革新的な技術であり、発売当時は「市販車に搭載された中で最もパワー密度の高いユニット」として知られており、このバッテリーへの充電は車体下部に設置されたインダクティブパッド(非接触式)によって行われます。

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車体形状はその最高速を実現するために流線型を持っており、その全長はロングテールを採用することで5.2メートルにも達し、テールエンドには「航空機由来」と言われる可変式スポイラー(ボディ表面がしなるように曲がる)が内蔵されることに。

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ボディカラーはマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)による特注ペイント仕上げとなっており、ダークグリーンにオレンジのアクセントが付与されています。

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リアディフューザーはかなり「深い」形状を持っており、ウイングがないぶん、ここでダウンフォースを稼ぐのかもしれません。

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ホイールにはエアロカバー付き。

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ディフューザーはじめいくつかのパーツはヴィジブルカーボンファイバー製。

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このマクラーレン・スピードテールのインテリアはこうなっている

そしてこちらはこのマクラーレン・スピードテールのインテリア。

エクステリア以上に興味深い仕様を持っていて、ダッシュボードやシートにはヴィンテージレザー(フルアニリンレザー)が採用されています。

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シートベルトやパイピング、刺繍はエクステリアのアクセントと同じオレンジ。

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ドアミラーの代わりにボディサイドにカメラが内蔵されており、その映像はダッシュボード左右のモニターに表示されることに。

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シート状のステッチ(ティアドロップ型)はスピードテールをイメージしたものだと思われます。

なお、サイドシルは非常に高く、これをまたいでセンターシートに座ることは難しいものと思われ、いったん左右のシートに腰を下ろし、そこからヨイショといった感じでシートを移動することになりそうです(マクラーレンF1のマニュアルには乗り込み方が記載されている)。

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そして面白いのがステアリングホイールはじめいくつかのパーツに用いられる「エイジング加工」。

サビやひび割れ、退色をあらわしているように見えますね。

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スイッチパネルも同様の仕様を持っています。

なお、過去にも同様の「サビ風」ペイントパーツを持つスピードテールが売りに出されたことがあり、これはマクラーレンによる提案がなされた仕様なのかもしれません。

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このマクラーレン・スピードテールは限定106台のうちの30番目の生産で、ワンオーナー、そして現在の走行距離はわずか112kmだというので、「ほぼ新車」だと考えて良さそうですね。

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参照:RM Sotherby's

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