| V12やV8のように「地響きのような轟音」を放つわけではないが、V6ならではの快音を聞かせてくれる |
サウンドもそうだが、そのドライブフィールも「楽しいこと極まりない」のは間違いなさそう
さて、先日「全米で最初に納車された」自身のフェラーリ296GTBのエキゾーストシステムをワンオフのチタン製(直管)へと交換したスーパーカー女子、エミリア・ハートフォードさん。
エキゾーストシステム交換後にはエラーメッセージが出てエンジンを始動させることができず困っていたものの、持ち前のポジティブさを発揮して問題を解決して見事エンジンをスタートさせることに成功しています(動画ではフェラーリに直接対策を聞いたという演出がなされている)。
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直管仕様のフェラーリ296GTBのサウンドは実にナイス
なお、動画ではエンジンが始動できなかった理由や解決できた理由について詳細は述べられておらず・・・。
しかし無事にエンジン始動。
その後はさっそく街なかへと飛び出してレッドゾーンへと突入する勢いでエンジンを回します。
トンネルでも全開。
郊外ではスモークをあげながら猛然と加速し・・・。
この笑顔!
「思ったよりも静か」といいつつもその素晴らしいサウンドやハンドリングにはすっかり魅入られたようで、ターボチャージャーの吸気音の素晴らしさについても言及しています(オープンモデルの296GTSだと、もっと素晴らしいサウンドを聴かせてくれそうだ)。
なお、エンジンルームを覗くとチタン製パイプが顔を見せており、標準仕様とは視覚的にも大きく異なるようですね。
ドラッグレースではハイブリッドカー最速記録を樹立
その後エミリア・ハートフォードさんはこの296GTBを持ち込んでタイムを計測することになりますが、納車されたばかりの296GTBをここまで酷使するというのが「男前」。
レーシングスーツにカーボンヘルメットを身に着けて装備を整え・・・。
Eマネッティーノを「クオリファイ(予選)」モードへ入れてフルパワー状態に。
なお、フェラーリ296GTBの830馬力というフルパワーが開放されるのはこのモード時となるようですね。
スタートラインにつき・・・。
いざスタート!
上手くスタートを決め、そこからはどんどん加速していますが、動画を見ていても「かなりいいタイムが出るんじゃないか」と感じられるほど。
そしてゼロヨンタイムは驚愕の9.743秒、終速は145.02マイル(233km/h)で、いかにエキゾーストシステムを交換し出力向上・軽量化がもたらされているといえど、そのほかは完全ノーマル、そしてタイヤも標準装備のポテンザとのことなので、フェラーリ296GTBのポテンシャルたるや恐るべし、といったところですね。※ランボルギーニに続き、フェラーリもブリジストンを採用するなど、このところスーパーカー用タイヤには異変が起きている
エミリア・ハートフォールドさんいわく「ハイブリッドカーのゼロヨン記録樹立」とのことですが、ラバーの乗ったドラッグストリップだとフェラーリSF90ストラダーレが9.386秒を記録したことがあり(ただし改造内容は不明であり、ドラッグレース用タイヤを装着していた可能性も)、ハイブリッド最速が立証されたわけではなく、しかし「ハイブリッドで後輪駆動」というところに絞ると、まず「最速記録」であるのは間違いないかと思います。
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