| Eクラスはメルセデス・ベンツにとって商業的に「絶対に外してはならない」車種だけにかなり気合の入ったモデルチェンジとなるだろう |
ステーションワゴンとオールテレインは継続、しかしクーペとカブリオレは廃止との報道
さて、メルセデス・ベンツは4月25日にフルモデルチェンジ版の新型Eクラスを発表する予定ですが、今回その新型Eクラスのシルエットを示す一枚のティーザー画像を公開。
これまでにもいくつかのスパイフォトそしてスパイビデオが出回っているので、おおよそその雰囲気についてはわかっているつもりではあったものの、カモフラージュの取れたサイドビューを見ると、思ったよりも現行Eクラスとの違いがあるもよう。
ここでどういった違いがあるのかを見てみましょう。
新型メルセデス・ベンツEクラスはこう変わる
こちらは現行メルセデス・ベンツEクラスのサイドビュー。
細かいところから見てみると、新型Eクラスのキャラクターラインはドアハンドル(Sクラス同様のフラッシュマウントとなるようだ)の上を走っており、これは(キャラクターラインが)ドアハンドルと同じ高さにある現行Eクラスとは大きな相違がある部分。
さらにこのキャラクターラインは前後に長くなり、ややシャープになっているようですね。※メルセデス・ベンツは”可能な限り段差や継ぎ目を減らす”というデザイン言語、「官能的純粋」を採用しているが、それが少し変わってくるのかも
大きなところではボンネットとトランクの先端がそれぞれ下がっているように見えますが、これは「暗闇に隠れているディティール」があるかもしれず、最終的な判断ができないところ。
なお、ルーフラインが緩やかになりクーペっぽいシルエットを持つこと、フロントフェンダーの筋肉質な盛り上がりが確認できること、ヘッドライトやテールランプが前後に長くなっていることなど、全体的には大きくイメージが変わるであろうディティールも確認できます。
そのほかではインテリアにも変更が
今回メルセデス・ベンツ公式としてはアナウンスされていないものの、新型Eクラスのインテリアにおいて、これまでのスパイフォトや動画からは「ドライバー用として独立したデジタルインストルメントクラスター(デジタルメーター)の装備」「エレクトリック版のEQE同様に、ダッシュボードにインフォテイメントスクリーンが埋め込まれる」ことが確認されていますが、Eクラスという”CクラスとSクラスの間に位置する存在”ということを地でゆくようで、新型Eクラスでは(Cクラスで採用される)11.9インチスクリーンが標準装備、さらに(Sクラスで採用される)12.9インチOLEDスクリーンがオプションとして用意されることになるもよう。
一方で新型メルセデス・ベンツEクラスでわかっていないのはそのパワートレイン。
しかし、メルセデス・ベンツは新型Eクラスにつき、「常時電動化が "効率の新しい基準を設定する "ことになり、"局所的に排出ガスを出さない走行 "を可能にする」ともコメントしたことがあるので、すべてのモデルがプラグインハイブリッド化されることになる可能性もありそうですね。
ボディ形状については今回ティーザー画像が公開されたセダン、そしてステーションワゴン、さらにはオールテレいンが設定されるといい、しかしクーペやカブリオレは既報の通り廃止されることになるという見方が濃厚です。
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