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インフィニティもロゴを変更。「地平線の向こうに消えゆく無限の道」をさらに強調するとともに「発光」対応、INFINITIの文字間隔も広くなる

インフィニティもロゴを変更。「地平線の向こうに消えゆく無限の道」をさらに強調するとともに「発光」対応、INFINITIの文字間隔も広くなる

| 他ブランドとは異なり、インフィニティは「平面」「立体」とでロゴを使い分ける |

インフィニティとしてはなんとしてもここからの挽回を図らねばならない

さて、すでにロゴを変更した日産に続き、そのプレミアムブランドであるインフィニティもロゴの変更を発表。

インフィニティは現在販売減少に歯止めがかからないといった状況に直面しており、2022年においては販売台数が20%減の46,000台となっていますが、さらにことを深刻化させているのはこの数字が2017年に比較して1/3以下になっているということで、インフィニティとしては「なんとかしないと」という状況なのだと思われます。

そこでインフィニティは新しいロゴとディーラーの店構えを発表

そこで今回発表されたのが「インフィニティの新しいロゴ」と「新しいディーラーでの体験」。

まずはロゴを見てみると、今までのものとは大きく変わるわけではなく、1989年の創業以来”今回で4つめ”となる新ロゴが表現するのは「地平線の向こうに消えていく無限の道」。

参考までに、これまでのロゴが表現していたのは「”富士山”と”将来に続く道”」であったので、ロゴとともにコンセプトにも若干の路線変更が加えられたということになりますが、新ロゴでは下部の開口部が広くなり、道路の輪郭が細くなったほか、水平線に焦点が当てられることになり、”奥行き”を感じさせるように「道の頂点」にあたる部分の形状が変更されています。※「INFINITI」の各文字の間隔も広くなった

Infiniti (2)

なお、今回インフィニティは「平面」と「立体」両方のロゴ(エンブレム)を公開していて、車両のフロントグリルに取り付けられる立体エンブレムだとこんな感じ。

「道」がより奥へと繋がっていることがわかり、その輪郭が白色LEDにて点灯する仕様を持っています(エンブレムが部分的に発光するのは日産と同じ)。

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ちなみにこちらが以前のロゴですが、やはり新ロゴのほうが圧倒的に立体感が強調され、「無限の道」をよりよく表しているようでもありますね。

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インフィニティの新しいディーラーはこう変わる

なお、これらロゴマークがいつから、どういった形で変更されるのかについてはまだアナウンスがなく、しかし「今月から」順次変更すると発表されたのがディーラーの店構え。

まずはロサンゼルスのダウンタウン、テキサス州ジョージタウン、メキシコのモンテレイ、カタールのドーハのディーラーにて新しい店舗デザインを採用するそうですが、日本の建築スタイルを意識した意匠を持ち、視覚のみではなく様々な要素にて新しいインフィニティを体感できるもよう。

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たとえば新しいディーラー内ではヒノキ、スギ、柚子を使用し、森林の香りを演出する他、太鼓の音、風鈴の音、そして人の声を組み合わせた独自のサウンドロゴを作成し、CM、販促資料、企業ビデオ、電話の保留音としても使用する、とアナウンスされています。

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現在北米市場には様々なプレミアムブランドがひしめき合っているものの、その中で元気が良いのがレクサスとジェネシスだと伝えられており、逆に存在感を失っているのはインフィニティとアキュラ。

それらの差が生じた理由については明確に報じられていないものの、ぼくとしてはけして車両の性能や価格面で差がついたのではなく、そのコンセプトが(主に視覚として)顧客に伝わっているかどうかなんじゃないかと感じています。

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たとえばレクサスは「スピンドルグリル」、ジェネシスだと「スーパーマングリルとダブルライン」という明確な視覚的個性があり、特にレクサスだとショールームの作りや備品に至るまでもが「スピンドル」。

このスピンドルグリルについてはとやかく言われるものの、強く印象に残ることは間違いなく、しかしインフィニティやアキュアらには「これ」といった排他性がなかったのかもしれません。

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つまりは万人に受け入れられようとして無難なデザインを採用した結果、多くの人の印象に残らなくなったという矛盾が生じた可能性があり、BMWのジャンボキドニーのように、批判される可能性を受け入れてでも、他社製品よりも強力なアピアランスを確保する必要があったのかもしれませんね。

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