| トヨタのSUVはすでに過密になりつつあるという指摘もあるようだが |
それでもトヨタは攻勢の手を緩めない
さて、トヨタはランドクルーザー250を発表したところですが、ワールドプレミアの舞台にて示された画像に「見知らぬ2台の新型SUVが写っている」として話題に。
動画では18分40秒あたりに登場するのですが、トヨタはちょっと前に「アルファードとヴェルファイア」の発表イベントの際にセンチュリーSUVのシルエットを公開しており、それを同じ手法にて今回「2つの」SUVを意図的にチラ見せしたのであれば、これらSUVは(センチュリーSUV同様に)実際に登場する可能性がかなり高い、と考えることも可能です。
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いったいこれらのSUVとは?
このプレゼンテーションはトヨタのチーフ・ブランディング・オフィサー、サイモン・ハンフリーズ氏が行ったもので、ここではなにか新しいクルマが登場することを示唆し、「クルマの未来を変えるエキサイティングな道はたくさんある」とコメントしています。
そして左側の「ニューモデル」を見てみると、その前に置かれているランドクルーザー250に比較して「短い」シルエットを持つことがわかりますね(しかもバックドアにスペアタイヤを背負っている)。
そしてここで浮上するのが「FJクルーザーの後継としてのコンパクトクルーザー説」。
たしかにランクル250より全長 / ホイールベースともに短いそのシルエットはコンパクトクルーザーにかなり近いように思います(ただしコンパクトクルーザーはスペアタイヤを背負っていない)。
Cピラーの形状、ルーフ形状、そしてコの字型ヘッドライトも一致しており、まずこれは「コンパクトクルーザーの市販モデル」と考えていいのかも。
ただ、今回のランドクルーザー250の発表に際しても「トヨタのライトデューティー / ヘビーデューティー系SUVが増えすぎており、いったいランクル250はどこを狙うのか」という話題が出ており(4ランナー、セコイア、タコマ、タンドラ、レクサスLX、レクサスGXなど自社内で競合しそうなモデルがある)、ここからさらにFJクルーザー後継を投入するのか?という疑問も出てきます。
ただ、このFJクルーザー後継が「ピュアエレクトリック」となると話は全く別であり、むしろ自社内で競合するよりも他社のシェアを獲得する可能性が高く、よってトヨタとしてはここに勝機を見出しているのかもしれません(ライトデューティー系エレクトリックSUVは比較的成功しやすいものと考えられる)。
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もうひとつは3列シートのエレクトリックSUV?
そしてもうひとつの新型SUVを見てみると、こちらの最低地上高はさほど高くはなく、しかし長いボディを持っており、ライトデューティー系とは異なる「傾斜がついた」リヤハッチを持っています。
この雰囲気からすると、トヨタが2021年12月に発表した「13種の新型EV」のうち、前列左端にあるSUVかもしれません。
ちなみにこのSUVは「bZラージSUV」という呼称が与えられており、北米をターゲットとしたクルマであるとも考えられます。
ただ、トヨタはEVの競争力に課題と危機感を感じ「開発中のEVを一旦キャンセルして」計画を仕切り直し、新しいプラットフォームにて出直すことも発表しており(これと前後してコンパクトクルーザーの開発中止も報じられている)、よって「FJクルーザー後継」「bZラージSUV」が登場するにしても(E-TNGAではなく新しい電動車用プラットフォームを使用して)2026年以降の話となるのかもしれませんね。
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新型トヨタ・ランドクルーザー250のワールドプレミア動画はこちら
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