| この仕様を選ぶことが許される顧客は文字通り「一握り」だけだろう |
ここまで細かいカスタムができるのであれば、お金のかけ甲斐があろうというものだ
さて、フェラーリが自社のパーソナリゼーションプログラム、テーラーメイドにて仕上げられたSF90スパイダー(アセット・フィオラノ・パッケージ装着)を公開。
これまでに公開されてきたカスタム車両と比較しても非常にユニークな仕様を持っており、最も注目すべきは「16」そして「1000GP」の文字。
なお、「16」はシャルル・ルクレールのレーシングナンバー、そして「1000GP」は2020年に迎えた「1000回目のグランプリ」を表していますが、両方ともフェラーリにとっては非常に重要な数字であり、よってこの仕様が「許された」ということは、このSF90スパイダーのオーナーさんは「そうとうにフェラーリにとって重要な人物」ということになりそうです。
このフェラーリSF90スパイダーのボディカラーも「特別仕様」
今回フェラーリはこのSF90スパイダーのボディカラーについて言及していないものの、おそらくはフェラーリが1,000回目のグランプリとなるトスカーナGPにて走らせたSF1000のバーガンディ(フェラーリのF1初参戦となった1950年のモナコGPを戦った際のカラーを再現)へのオマージュだと思われます。
ちなみにトスカーナGPを走ったスペシャルカラーのSF1000はこういった仕様。
なお、ホイールはベーシックなシルバー、そしてブレーキキャリパーはイエロー、そしてフロントフェンダー上のスクーデリア・フェラーリ”シールド”エンブレムはバッジではなく「ハンドペイント」。
フロントにはイタリアンカラーが再現されていますが、これはボディ前後を貫くものではなく「フロントバンパーだけ」。
こちらもおそらくはSF1000をイメージしたものだと思われ、つまりこのSF90スパイダーは全身でSF1000を表現しているということになりそうですね。
このフェラーリSF90スパイダーはこんな感じ
そしてこちらはこのフェラーリSF90スパイダーのインテリア。
シートはレザーではなくファブリック、そしてセンタートンネルたステアリングホイール、ダッシュボードにはカーボンファイバーが採用されているものの、コントラストステッチ等の使用はなく、全体的には非常にシンプル(やはりF1マシンのコクピットをイメージしたのかも)。
メーターフードの一部にはレッド、そしてダッシュボードのセンターあたりにはイタリアンカラーが使用されています。
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