これがマツダ・ロードスター？フェラーリ250GTO風レプリカキット装着、リフトアップにてオフローダー化された魔改造車が競売に登場しネットがザワつく

｜　このワイルドさはなかなかに魅力的、思いっきり悪路走行を楽しめそうだ　｜

これでも北米では「完全に合法」らしい

さて、マツダ・ロードスター（とくに初代）はカスタムシーンにおいて非常に人気があり、V8エンジンへとスワップしたものからオフローダー、そしてレプリカベース、コンプリートカーベースとして幅広く支持を集めています。

そして今回ネット上を騒がせているのが「マツダ・ロードスターをフェラーリ250GTO風のレプリカに仕立て上げ、さらにオフローダー化した」というカスタムカー。

現在米オークションサイトにて出品されており、6,000ドル（約90万円）程度まで値を上げています。

このクルマを一口で説明するのは非常に難しい

このロードスターは正確に言えば「ユーノス」ブランドから発売されていた日本仕様の（1992年式の）ロードスターであり、それが米国へと2022年に輸入された後に改造されたというわけですね。

なお、現在のオーナーが手に入れた時点でフェラーリ250GTO風のレプリカキットが装着されており、内装にはブリッド製のバケットシートが取り付けられていたそうですが、この「オフロード仕様」に換装したのは現在のオーナーなのだそう。

おそらくですが、現在のオーナーが入手したのはこの個体かもしれません（仕様や購入時期が一致している）。

このオーナーはパコ・モータースポーツのリフトアップキットにて車高を上げ、235/70サイズのフォルサムATZタイヤ、そしてバセット・レーシング製15インチホイールを装着することとなりますが、そのためにはボディパネルをカットしてオーバーフェンダーを取り付けています。

なお、このオーバーフェンダーは「リベット留め」されており、これがなんとも言えないワイルドな雰囲気に。

ちなみにドアは「レス」となっており、かわりにセーフティネットが装着されていますが、出品内容にはドアも含まれると記載されています。

フェラーリ250GTOのレプリカキットは意外に本格的だった

給油口はクラシックスタイル。

フロントカウルは250GTO同様に前にガバっと開く構造を持っており、これレプリカキットを装着するにはけっこう大掛かりな改造を施す必要があるようですね。

ちなみにこの内外装のカスタムに比較してエンジンは「ノーマル」で、ドライブトレーンへの唯一の変更は（ダート走行を考慮して）1.5ウェイ・リミテッド・スリップ・ディファレンシャルを装着していることくらいだと紹介されています。※ノーマルの1.6リッターエンジンでこの大きなタイヤを転がすのはちょっと苦しいかもしれない

インテリアは、カーボンルックのトリム、ナルディ製ステアリングホイール、オートゲージ製メーター、ラジオデリート（除去）、社外品のペダルキットなど細部に至るまでカスタムが施されることに。

全体的に「手作り感満載」ではあるものの、そこがまたこのカスタムカーの魅力であり、細かいことを気にせず思いっきり楽しめそうだと感じさせる部分でもありますね。

なお、このオーナーは出品に際して助手席側ヘッドライト付近のひび割れ、ステアリングコラム下部カバーの欠損、ヘッドライナーの張り地の破れ、エキゾーストシステムとサスペンションの若干の錆など細かな問題を指摘していますが、直近の整備では燃料フィルターとスパークプラグも交換しており、機能的には「問題はない」ことについても触れています。

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参照：Car and Bids