| スウォッチとのコラボモデルには様々な評価があるが、ボクは「コストパフォーマンスの高い」いい腕時計だと思う |
とりわけこの「スウォッチ×ブランパン、スクーバ フィフティファゾムス」は珠玉の名作だと言っていい
さて、スウォッチ×ブランパン、スクーバ フィフティファゾムスの新作「オーシャン オブ ストームズ」を知人経由にて入手(ありがとうございます)。
これは「スクーバ フィフティファゾムス」6番目のラインアップとして登場したもので、ブラックムーンとも呼ばれる新月をイメージした精悍なブラック仕上げを持つことが特徴です。
なお、文字盤に「サンレイ」仕上げを持つこともこのモデルならではの特徴であり、非常に特別感の強い仕上がりを持っています。
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スウォッチ×ブランパン、スクーバ フィフティファゾムスに新作「オーシャン オブ ストームズ」登場。インパクトの強いオールブラック仕上げ、イメージはブラックムーン
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スウォッチ×ブランパン、スクーバ フィフティファゾムス「オーシャン オブ ストームズ」はこんな腕時計
そこで早速このスクーバ フィフティファゾムス「オーシャン オブ ストームズ」を見てみたいと思いますが、他モデル同様に内外ケースは「専用」。
外箱のスリーブにはブラックムーン、マット仕上げの外箱にはグロスブラックにて「OCEAN OF STORMS」のレターが入ります。
インナーケースはブラックベースにグレーのアクセントが入り、ジップタブの片側には「SWATCH」。
もう片側には「BLANCPAIN」。
スクーバ フィフティファゾムス「オーシャン オブ ストームズ」は細部に至るまでよくできた腕時計
ケース素材はバイオセラミック製、直系は42.3ミリ。
数字だけ見るとけっこう大きな部類ではありますが、ケースサイドが丸められることで比較的コンパクトな印象を受け、腕への収まりも悪くないと思います。
文字盤は金属製、そしてインデックスはアプライド、6時位置の「SCUBA」「FIFTY FATHOMS」文字は溝が切られており一段低くなっています(高級感が感じられる)。
ベゼルは中央が盛り上がるカマボコ型、風防もドーム型を採用しており立体感のある作りを持っていますね。
ケースサイドには「SWATCH」文字がエンボス加工にて再現されています。
付属のNATOストラップは漁網からリサイクルされた素材を使用。
バックルにも「FIFTY FATHOMS」文字が入り・・・。
2本の遊環にはそれぞれ「SCUBA」「SWATCH」。
リュウズにはブランパン、スウォッチ両者のロゴ。
そしてぼくがもっともこのスウォッチ×ブランパン、スクーバ フィフティファゾムスを高く評価しているのが「ラグを通るシャフト」。
いわゆるバネ棒に相当する部分ですが、この腕時計ではサンドブラスト加工が施されたヘキサボルトが使用されており、ここは「価格を超えた」仕様を持つ部分だと捉えています。
ムーブメントは2013年にスウォッチが発表した「システム51」で、これはわずか51個のみのパーツにて構成されるというシンプルなものですが、中央のスクリューが視覚的な特徴に。
ちなみにパワーリザーブは驚きの「90時間」。
ケースバックには「PASSION FOR DIVING – LICENCE TO EXPLORE – OCEAN BREATH – PROTECT WHAT YOU LOVE – IMMERSE YOURSELF」というメッセージが刻印されており、ムーブメントには「嵐の大洋」と呼ばれる月面部分がペイントされ、そしてケースバック(サファイアクリスタル)にはオケニア・ルナ(=Okenia Luna、ウミウシの一種で、モデルごとに異なる)がデジタルプリントされています。
このスクーバ フィフティファゾムスについては(ムーンスウォッチ同様)色々と言う人もいるようですが、ぼくとしては「この価格でこのフィニッシュや素材を持つ腕時計を作れるのはスウォッチを置いて他にないだろう」とも考えていて、近年稀に見る「ハイコストパフォーマンスな」腕時計だと考えています(コスパという点では、ムーンスウォッチよりも遥かに上だと思う)。
ブランパンは現存する最古の腕時計ブランドだとされ(現在はスウォッチグループに属する)、フィフティファゾムスはじめヴィルレなど様々なモデルを展開中。
カーマニアにはランボルギーニとしばらくパートナシップ関係にあり、ランボルギーニのワンメイクレースにおいて冠スポンサーを努めていたことでも馴染みがあるかもしれません(現在ランボルギーニはパートナーをロジェ・デュブイに変更している)。
非常に精巧かつ高度な技術を用いて製造されていることでも知られる一方、その価格も安くはなく、よって「なかなか買おうと思っても買えない腕時計ブランド」のひとつでもありますが、こうやってスウォッチとのコラボレーションによって入手しやすい価格にて展開がなされるのは非常に嬉しいところですね(そうでもないと一生ブランパンという名がつく腕時計を身につけることはなかっただろう)。
早速スクーバ フィフティファゾムス「オーシャン オブ ストームズ」のストラップを交換してみる
そしてさっそくスクーバ フィフティファゾムス「オーシャン オブ ストームズ」についてもストラップを交換。
ひとまずはいくつか手元にあるものへと入れ替えてみましたが、この「ブラック×グレー(いわゆるジェームズ・ボンド)」がけっこういい感じかもしれません。
仮にブランパン製のフィフティファゾムスを所有していたとしても、レジャーなどでガシガシ使うことは(ぼくは貧乏性なので)とうていできず、しかしこのスクーバ フィフティファゾムスであれば旅行であってもレジャーであっても思いっきり使い倒すことができるものと思われ、かつ価格を超えたプレミアム性やトレンド性も感じられ(どんな場面でもまず気後れしない)、「いい買い物をした」と考えています。
スウォッチ×ブランパン、スクーバ フィフティファゾムス「オーシャン オブ ストームズ」開梱動画はこちら
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