| レズヴァニだけに、おそらくは他とは全く異なるコンセプトにて、過激極まりないクルマを発表してくるだろう |
おそらくはポルシェ「935」オマージュ、ボクとしてはリトラクタブルヘッドライトもしくはフラットノーズを希望
さて、これまでにも「ビースト」「タンク」といったエクストリームなクルマを発売してきた米国の自動車メーカー、レズバニ(レズヴァニ)。
今回は「レトロ」なる新型車の発表を示唆するティーザー画像をリリースしており、これは見たところポルシェをベースとしたクルマとなるもよう。
ちなみにこれまでのレズバニのクルマもアリエル・アトム、シボレー・コルベット、キャデラック・エスカレードなどを基礎としたもので、これはおそらくレズバニが「自動車メーカー」としての承認を受けていないため、自社独自の車体を(法的に)製造することができないのだと思われます。※ただしレズバニは”自動車メーカー”として認知されている
-
コルベットベース、しかし1,000馬力を誇る新型レズバニ・ビースト発表。オプションで「007パッケージ」を用意し防弾ガラスや煙幕発生機能も装着可能に
Rezvani | 北米には少なからずエキゾチックなスーパーカー / ハイパーカーを求める層が存在し、けっこう人気を得ることになるのかも | 少なくともこの出力、そしてデザインは非常に魅力的である さ ...
続きを見る
レズバニ「レトロ」はサブブランドとして機能
なお、レズバニはこの「レトロ」について「車種」ではなく「サブブランド」だと表現しており、その内容は以下の通り。
レズバニ・モータースは、レズバニ・レトロと呼ばれる新しいサブブランドを立ち上げ、ラインナップに待望の新製品を導入します。 レズバニ・レトロは、過去のアイコンからインスピレーションを得た、デザインを専門とする新しいデザインハウスです。 レズバニ・レトロは、現代のプラットフォームと利便性を、クラシックなアイコンからインスピレーションを得たノスタルジックなデザイン要素と融合させることで、過ぎ去った時代の本質を捉えることを目指しています。 最初のモデルである限定版RR1の待望のデビューは2024年4月16日に予定されており、ブランドにとって重要なマイルストーンとなります。
なお、現時点でレズバニはこの「レトロ」第一号となるRR1についてなんらかの詳細を公開していないものの(ただし500ドルの前金とともに予約の受付を開始している)、そのシルエットを見るにポルシェであることは間違いなく、かつ「RR」というネーミングから見てもまずポルシェ。
フロントではフェンダー上にエア抜きのルーバーがあり、リアには大きく張り出したフェンダーにLEDライトバーが見え、マーク・フィリップ・ゲンバラが発売した”マーシャン”にも似たイメージがあるもよう。
-
マーク・フィリップ・ゲンバラが40台限定、ポルシェ911のオフローダー「マーシャン」発表!外装はポルシェ959、内装はカレラGTへのオマージュ
| ポルシェファンはコンプリートカーを嫌う傾向にあるが、これはさすがに「別」かもしれない | マーク・フィリップ・ゲンバラのニューモデル・マーシャンの「すでに半数」が売れているという さて、先日より話 ...
続きを見る
そしてレズバニは「クラシックなアイコンからインスピレーションを得たノスタルジックなデザイン要素」を用いると述べており、よってポルシェの過去の人気モデルをモチーフとしていることは間違いなく、「おそらく935」なのではないかと思われます。
現在ポルシェ911に関しては様々なチューナー、そしてレストモッダーが独自にポルシェのヘリテージを解釈したモデルを発売していますが、シンガー・ヴィークル・デザインだと初代911に930ターボ、そして934/5、マーク・フィリップ・ゲンバラでは「959」、ガンサーワークスでは993世代の911の再解釈バージョンをそれぞれ展開中(つまり911のレストモッド / カスタム市場は過密状態である)。
ただしフラットノーズを持つ「935」だとまだどこも手を付けていないため、もしかしたらレズバニはここに勝機を見出したのかもしれません。
-
シンガーが700馬力の空冷ターボエンジンを搭載する「DLSターボ」を正式発表。ボディは超ワイド、モチーフは1970年代のレーシングカー、ポルシェ934/5
| シンガー・ポルシェ934/5は「ありえないほどの」リヤフェンダーとリアウイングを備える | 購入者はサーキット志向の「トラック」、公道仕様の「ストリート」を選択可能 さて、昨日「なにか特別なものを ...
続きを見る
合わせて読みたい、レズヴァニ関連投稿
-
レズバニから「SFビデオゲームに登場しそうな」ヴェンジェンスが発表!ベースはキャデラック・エスカレード、すでに多数のオプションとともに受注が開始
| レズバニはいつの間にか「スーパースポーツ」路線から「装甲車」路線へと大きくシフト | 今回のベンジェンスはこう見えても「都市型SUV」を目指したようだ さて、ブランド立ち上げ当初は超ハードコアでス ...
続きを見る
-
「あらゆるオフローダーの神になる」。究極の6輪トラック、レズバニ・ヘラクレス6X6が登場。出力は最大1300馬力
| レズバニ・ヘラクレスの価格は2635~3420万円、ハイパワーエンジンは2620万円のオプション | さて、アメリカはカリフォルニア拠点の小規模自動車メーカー、レズバニ(レズヴァニ/REZVANI ...
続きを見る
-
世界で最もパワフルな「1000馬力の」レズバニ・タンク最新モデル。チャレンジャー・デーモンの心臓に、徹甲弾も通さない軍用スペックの外装
| 自動修復機能付き燃料タンク、軍用ランフラットタイヤも装備 | 「世界最強のSUV」、タンクを発表し話題のレズバニ。今回、モンタレー・カーウィークにて「2020年モデルのタンクを発表する」としていま ...
続きを見る
参照: Rezvani Motors