ブガッティが新しい家具シリーズを販売開始。チタンやカーボンといったおなじみの素材からシルクなどの高級素材、さらには見たことがない「メタリックな」張り材まで

｜　いったいどれくらいの価格なのかが気になるが、いずれもスーパーカーを購入できるくらいの価格なのだと思われる　｜

そして「どれくらい売れているのか」もちょっと気になる

さて、ブガッティが4月15日から21日までのミラノデザインウィーク期間中、「新しいホームコレクション（家具）を展示中」であると発表。

ブガッティによれば「ラグジュアリー・リビング・グループとブガッティは、コルソ・ヴェネツィアにあるパラッツォ・キエーザの庭園でユニークな展示を行い、デザイン哲学の新たな進化を発表します。 このショーケースは、最先端の職人技術、シンプルなエレガンス、そして細部への細心の注意と完璧へのこだわりを強調するアプローチを採用し、1909年に設立された象徴的なハイパースポーツカーブランドとのホームコレクションの相乗効果をさらに深めるものです」。

ブガッティの新しい家具はこんな感じで展示されている

これら新しいブガッティのホームコレクションは「アルザスのモルスハイム（ブガッティ本社）にあるブガッティ創業者、エットーレ・ブガッティのオリジナルのオランジュリー ガラスハウスからインスピレーションを得た、緑豊かな庭園と素晴らしいインスタレーション」とともに展示されているといい、会場にはW16ミストラルの姿も。

なお、ブガッティはこれまでにも多数のホームコレクションを発表しているものの、今回の最新コレクションは、これまで以上にブガッティのハイパーカーの独自性そして世界観を反映しているように思われ、その形状とフォルムは比類のない芸術性を讃えるまでに進化したように思います。

もちろんこれはブガッティが様々なコラボレーション製品を展開する過程において、自社のハイパーカーのパーソナライズのハードルを上げているのと同様に、「コラボ製品においても”比べられるようなことがあれば、それはブガッティではない”」というブガッティ創業者の信念を貫いているからなのかもしれません。

今回のコレクションに使用される素材はアルミニウム、チタン、そしてカーボンファイバーといったブガッティのハイパーカーにておなじみのものから、オープンポアオーク、カシミア、ウール、シルクなどの天然素材にも及びます。

もちろんこれらはいずれも「最高級」レベルの品質が追求され、時代を超えた洗練を体現することを目的とし、天然素材とより技術的な素材、透明性と堅牢性を組み合わせることで独特のコントラストを生みだしている、とのこと。

さらにはデザインもより進化し、ブガッティのクルマが持つ「Cライン」を家具に落とし込んだものや・・・。

見るからに「ブガッティらしいブルー」をまといつつ、先進的な素材を使用したソファも。

ブガッティは今回のコレクションについて、「ブガッティの最も印象的なデザイン要素に敬意を表しながら、職人技と洗練への賛歌であるスタイルと素材のコントラスト」を再現したと語っており、すでに販売を開始したことについてもアナウンス済み。

製造を担当するのは「ラグジュアリー リビング グループ」だそうですが、同グループはヴェルサーチェ、ドルチェ＆ガッバーナ、トラサルディ、ベントレー 等とのパートナーシップによってイタリア製の高級家具をデザイン、製造してきた、とのこと。

つまりは世界中の名だたるブランドとのコラボレーションを成功させてきたということになり、しかしブガッティの場合はそれらの中でも飛び抜けたデザイン性や品質が要求されるものと思われ、同グループにとっても（ブガッティとのコラボレーションは）一つのチャレンジであるとともに飛躍のチャンスなのかもしれません。

あわせて読みたい、ブガッティ関連投稿

参照：Bugatti