ランボルギーニ・レヴエルト初のドラッグレース動画が登場。その相手はフェラーリ SF90ストラダーレとポルシェ 918スパイダーという「HV＋4WD」スーパースポーツ

｜　このメンツでドラッグレースを走らせることができるのはcarwowくらいのものであろう　｜

やはりドラッグレースでは「軽量」「ターボパワー」が威力を発揮するもよう

さて、おそらくは「初」となるランボルギーニ・レヴエルトのドラッグレース動画が登場。

しかも競争相手としてフェラーリ SF90ストラダーレとポルシェ 918スパイダーが登場するという豪華極まりないメンバーでのレースとなっていますが、これらはいずれも「ハイブリッド」「ミドシップ」「4WD」という共通項を持ち、そして現時点ではそれぞれのメーカーが持つ最高峰のスポーツカーでもあるため、非常に貴重な動画だと言えそうです。

ランボルギーニ・レヴエルト、フェラーリ SF90ストラダーレとポルシェ 918スパイダーはこんなスペックを持っている

そこでまずはこれら3車のスペックを見てみると、ランボルギーニ・レヴエルトに搭載されるエンジンは6.5 リッター自然吸気 V12、これをアシストするのは3つのエレクトリックモーター。

これらモーターはトランスミッション（8速DCT）にひとつ、フロントに2つという構成を持ち、トータルでは最高出力1,015hp、最大トルク1,062Nmという数値を誇ります。

車体重量は1,772kg、日本での価格は6543万円という設定であり、2年以上先までのオーダーブックが埋まっていることも報じられていますね。

次いでフェラーリSF90ストラダーレだと「4リッターV8ツインターボ＋3モーター＋8速DCT」という構成を持っており、エレクトリックモーターの配置はレヴエルトと同じです（システム合計出力は1,000馬力）。

なお、これらフロントモーターの駆動システム / ロジックはレーシングカー「499P」へと移植され、みごとル・マン24時間レースでの勝利へと導いており、フェラーリのスポーツカーは「ロードカーといえど、モータースポーツに直結している」ことを再認識させられますね。

発売は2019年、車体重量は1,570kg、日本での価格設定は5346万円。

そして最後はポルシェ918スパイダー。

はじめてニュルブルクリンク「7分」を切った市販車であり、2013年に684,800ユーロにて発売されています（為替リスクを避けるためにユーロ建てのみで販売され、当時の為替レートだと約1億円）。

搭載されるエンジンは4.6リッター自然吸気V8と3モーター構成、7速PDK（デュアルクラッチ）という構成を持ち、車体重量は1,674kg、システム合計出力は887馬力。

このハイブリッドシステムは改良がなされ（同じグループなので）ランボルギーニ・レヴエルトに搭載され、V8エンジンはル・マン24時間を走るレーシングカー、ポルシェ963へと受け継がれています。

実際にランボルギーニ・レヴエルト、フェラーリ SF90ストラダーレ、ポルシェ 918スパイダーがドラッグレースを走ったらこうなった

そこでこれら3車がドラッグレースを走ってみた結果ですが、スタートから最新モデルであるランボルギーニ・レヴエルトがリード。

そのまま差を広げるものの・・・。

何本か走ったうちの「ベスト」ではフェラーリSF90ストラダーレがトップの「9.6秒」。※このタイムは驚異的としかいいようがない

ランボルギーニ・レヴエルトは9.9秒。

なお、最新モデルだからといって必ずしも優れた性能を発揮できるわけではなく、というのも現代では「時を追うごとに環境や安全に対する規制が厳しくなり、それらに対応しなくてはならないため、どんどん車重が重くなる」ため。

それはBMW M3 / M4、メルセデスAMG GTを見ても明らかですが、ランボルギーニ・レヴエルトもまたそういったハンデを負わされていると考えることもできそうです。

最後はポルシェ918スパイダーの「10.1秒」。

10年前のクルマであることを鑑みるに、やはりこのタイムも驚くよりほかはなく、今回の競争相手がフェラーリSF90スパイダー、ランボルギーニ・レヴエルトでさえなかったら「圧倒的王者」に君臨していたかもしれません。

ランボルギーニ・レヴエルト、フェラーリ SF90ストラダーレ、ポルシェ 918スパイダーがドラッグレースにて競う動画はこちら

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参照：carwow