2024年5月の国内登録ランキング発表、ホンダが全般的に伸びるもトヨタがやや下げる。ノア、ヴォクシーが不調、プリウスはなんと前年同月比で1/7に

｜　一方、同じトヨタでもアルファードの強さは異常である　｜

その他気になるのはマツダCX-60の不調ぶり

さて、2024年5月の国内自動車登録状況が公開に。

国内メーカーに絞ってみてみると、まずブランド別ではトヨタが83,285台（前年比87.1％）、スズキが46,782台（前年比127.2％）、ホンダが46,142台（前年比138.6％）、日産が26,388台（前年比97.9％）、マツダが8,788台（前年比81.1％）、スバルが7,037台（前年比122.6％）、レクサスが6,792台（前年比97.2％）、三菱が5,956台（前年比99.7％）という順です（海外生産・軽自動車含む）。

これを見ると、ホンダ、スズキ、スバルのみが前年比を超えているということになりますが、ホンダはここ最近好調が続いており、そして特筆すべきは軽自動車（前年比9105.1％）よりも普通車（前年比267.0％）のほうが元気がいいということで、これによって体質が改善に向かうのかもしれません。※軽自動車は利益が薄く、企業としての体力を消耗してしまう

2024年5月のモデル別販売ランキングはこうなっている

そしてこちらが2024年5月の国内登録状況ですが、特筆すべきは一部のトヨタ車の登録台数が前年比でマイナスとなっていること。

たとえばノアやヴォクシー、ハリアー、とくにプリウスはなんと前年比で1/7へと落ち込んでおり、「いったいどうした」というレベルに。

ただしこれは人気がなくなったというよりも、昨年同月は「半導体不足が回復し一気に生産が行われた」次期でもあるため、よって今年はその反動によって数値が下がっているのだとも考えられます。

なお、ちょっと気になるのはマツダが全般的にふるわないことで、鳴り物入りでデビューしたCX-60は前年比で53.2％（ランキングでは48位）にとどまっており、期待のラージ商品群が売れていないマツダは今後苦戦を強いられることになるのかもしれません（CX-60が売れない理由も思い当たらないが、単にマツダのデザインが”あまりに変わらない”ために消費者が食傷気味になったのかもしれない）。

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参照:日本自動車販売協会連合