Image:ebay
| マツダ・ファミリア・アスティナは日本ではユーノス100、海外ではマツダ323Fとしても販売されている |
現役当時、非常に魅力的な選択肢であったことを今でも鮮明におぼえている
さて、かつてぼくが大好きだったマツダ・ファミリア・アスティナ、しかも「ほぼ新車」がスイスのebayに登場。
このファミリア・アスティナ(海外ではマツダ323F、日本ではユーノス100としても展開されていた)は見ての通り、リトラクタブルヘッドライトを持つスタイリッシュな4ドアクーペで、1989年に発売され、1994年に生産が終了されています。
ちなみに後継モデルは「ランティス」ですが、こちらもまたぼくが大好きなマツダ車です(この頃のマツダはアグレッシブだった)。
なぜ「ほぼ新車」のマツダ・ファミリア・アスティナが販売中?
このマツダ・ファミリア・アスティナの走行距離はわずか630kmにとどまっており、未登録の状態だと紹介されていますが、この個体はスイスのマツダ正規ディーラー、「ハインツ マッキ」の在庫車なのだそう。
出品時の説明によると、このファミリア・アスティナは1990年モデルで、ハインツ マッキへと入荷したのち「34年間」も保管されることとなっていて、オーナーの妻と息子が亡くなるなど不幸が続いた後、ずっと”そのまま”になっていたのだそう。
今回なぜこのクルマが販売されることになったのか、その経緯は不明ではありますが、(にわかには信じがたいものの)時折こういったタイムカプセルが発見されることがあるようですね。
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ちなみにですが、ファミリア・アスティナには特筆すべき点があり、それは「このテールランプが、アストンマーティン DB7に流用されている」ということ。
かなり意外な事実ではあるものの、少量生産車のためにランプ類を新規設計・製造するのはコストが掛かり、よってほかには「日産フェアレディZのヘッドライトがランボルギーニ・ディアブロに」「トヨタAE86(ハチロク)のテールランプがロータス・エスプリに」「普通のバスのテールランプがマクラーレンF1のテールランプに」といった流用事例が存在します。
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このマツダ・ファミリア・アスティナに話を戻すと、グレードは(現地の)GLXで、「ベロア内装」「手動式サイドウインドウ(懐かしい)」「電動サンルーフ」が備わり、搭載されるエンジンは1.8リッター4気筒(自然吸気)。
販売価格は17,950ユーロ(現在の為替レートにて約310万円)に設定されていて、それなりの価格ではあるものの、ファンにとっては十分なお値打ち品かもしれません。
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