Image:PANERAI
| パネライはちょうど7年前からスポンサーとしてアメリカズカップに参戦開始 |
2019年以降はプラダ、ピレリとともにルナ・ロッサのスポンサーを務める
さて、続々新作が投入されるパネライより、今回新しく「サブマーシブル クアランタクアトロ ルナ・ロッサ Ti-Ceramitech」が登場。
カラー違いで2種類が投入され、ブルーダイヤルのPAM01466、ホワイトダイヤルのPAM01543。いずれも価格は2,508,000円という設定です。※ブティック専売モデル
この腕時計にはいくつかの特徴がありますが、もっとも大きなものは「チタン(Titan)とセラミック(Ceramic)との化合物製ケース」を採用するということで、これはステンレススティールより44%軽量、そして高温・高圧に対する耐性、耐腐食性も高く、かつセラミックの10倍という耐破壊靭性を誇ります。
サブマーシブル クアランタクアトロ ルナ・ロッサ Ti-Ceramitechはこんな腕時計
この「サブマーシブル クアランタクアトロ ルナ・ロッサ Ti-Ceramitech」はその名から分かる通り「ルナ・ロッサ」とのコラボレーションモデルであり、ルナロッサは1997年に誕生した(アメリカズカップ参戦のための)ヨットチーム。
ピレリ、プラダがサポートしていることでも知られますが、船体に「赤い帯」が入り、これがプラダのロゴとシンクロしているために非常にプラダのイメージが強くなっています。
It takes a whole team to make Luna Rossa sail.#Prada #LunaRossa #LunaRossaPradaPirelli #AmericasCup pic.twitter.com/NWpQbaIhGp
— PRADA (@Prada) September 10, 2024
そしてこの「赤い帯」は”ルナ・ロッサ プラダ ピレリ”のトレードマークとなっていて、よってこのストラップにもレッドラインが再現されていますが、ここに「LUNA ROSSA」という文字が入ります(プラダっぽいことも間違いない)。
参考までに、パネライはこのルナロッサとのパートナシップ契約を締結する前の2017年からアメリカズカップ参戦チーム(オラクル・チームUSA、ソフトバンク・チームJAPAN)のスポンサーを務めており、その後にこのルナロッサとの関係性が始まったわけですね。
なお、このTi-Ceramitechの開発には7年の歳月を要したそうですが、もともとヨットレース界で使用されていた素材にインスピレーションを得たものだとされるので、2017年のアメリカズカップ参戦時に研究をスタートさせていたのかもしれません。
なお、ベゼルもTi-Ceramitechだと説明されているため、切削し研磨すると「チタン風」の地金が顔を出すのだとも思われますが、この「ブルー」は電解プラズマ酸化処理によって再現されている、とも解説されています。※この素材については、あまり詳しい説明がなされていない。チタンの表面を酸化させるという手法を用いた素材なのかも
搭載されるムーブメントはパワーリザーブ3日間のキャリバーP.900、ケースバックはサテン仕上げのチタン製、このモデル特有の刻印が施されています。
なお、ブルーダイヤルのほうは「サンブラッシュ」仕上げで・・・。
ホワイトの方は「マット」仕上げ。
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