>ジャガー

ジャガーの盟友、TRWがXJSをレストモッドし「スーパーキャット」として発売。限定台数は88台、その外装はレンダリングアーティストによるデザイン

ジャガーの盟友、TRWがXJSをレストモッドし「スーパーキャット」として発売。限定台数は88台、その外装はレンダリングアーティストによるデザイン

Image:TWR

| さすがにジャガーのレストモッドを注文するにはそうとうな「ジャガー愛」がなければ難しい |

TWRスーパーキャットの価格は4400万円、内容を考えると「格安」である

さて、ジャガーは現在「未来へと向かうため」過去のイメージから脱却しようとしている最中ですが、12月2日にその復活の狼煙”第一号”となる新型車が発表予定。

そして今回、本家ジャガーとは別にリリースされたのがジャガーと長年(モータースポーツを通じ)関係性を構築してきたTWR(トム・ウォーキンショウ・レーシング)によるジャガーXJSのレストモッド”スーパーキャット”です。

「いくら変わると言ってもジャガーはジャガーだろう」とタカをくくっていたボクもびっくり。新生ジャガーが「とてもクルマとは思えない」驚愕の新型車をチラ見せ
「いくら変わると言ってもジャガーはジャガーだろう」とタカをくくっていたボクもびっくり。新生ジャガーが「とてもクルマとは思えない」驚愕の新型車をチラ見せ

Image:Jaguar | このディティールがどれだけ市販車に落とし込まれるかは全く未知数ではあるが | しかし「コンセプトカーそのまま」でイヴォークを発売した実績があるJLRであれば「やってくれる ...

続きを見る

TWR-Jaguar (2)

Image:TWR

TWRによるジャガーXJSのレストモッド”スーパーキャット”はこんなクルマ

このスーパーキャットは今年5月にプロジェクトが発表されており、このボディをデザインしたのはレンダリングアーティスト、キザル・サリーム氏。

ジャガーの半ワークスとして活動しル・マン優勝経験もあるTWRがジャガーXJSをレストモッドし限定にて販売すると発表。デザインしたのはレンダリングアーティスト
ジャガーの半ワークスとして活動しル・マン優勝経験もあるTWRがジャガーXJSをレストモッドし限定にて販売すると発表。デザインしたのはレンダリングアーティスト

| 今後もレストモッドについては様々な車種において、様々な観点から行われることになりそうだ | そして一部では「過激極まりない」レストモッドが行われることになるのかも さて、現在はポルシェはじめルノー ...

続きを見る

ボディパネルはすべてカーボンファイバーによって成形され、もともとの金属製パネルと置き換えることでおよそ10%軽量化され、結果的に車体重量は1,605kgへ。

なお、このボディパネルは「見た目が派手」なだけではなく、フラットなアンダーボディと巨大なリアディフューザーが導入されることでダウンフォースが大幅に強化されているそうですが、そのほか機能的な部分だとホイールはもともとの15インチからフロント18インチ / リア19インチへと拡大し、オプションではカーボンセラミックブレーキを選択可能。

TWR-Jaguar (3)

Image:TWR

このスーパーキャットの最も注目すべき部分はフロントフードの下にあり、搭載されるエンジンは元々の6.3リットルV12ではなく、6.5リットルにボアアップされたスーパーチャージドV12エンジン(美しいその仕上げは要注目)。

出力は660馬力 / 730Nmにまで高められ、そのパワーは、6速マニュアルギアボックスを通じて後輪に伝達され、ローンチコントロールも搭載されています。※オリジナルのジャガーXJS V12 HEは281馬力 / 431Nm、3速オートマチックトランスミッションというスペックであった

TWR-Jaguar (5)

Image:TWR

このパワーを受け止めるためにシャシーはカーボンファイバーにて強化され、サブフレームとしてTWRがその知見を活かして設計した高強度のT45チューブ状ステンレススチールが組み込まれることに。

さらにダブルウィッシュボーンサスペンションには、アクティブかつ調整可能なダンパーが搭載され、リミテッドスリップデフも追加されるほか、さらには安定性向上のためにトラクションコントロールシステム、加えて5つの(任意に選択できる)ドライビングモードも用意されています。

TWR-Jaguar (6)

Image:TWR

TWRによるジャガーXJSのレストモッド”スーパーキャット”はこんなインテリアをもっている

外装同様、このスーパーキャットではインテリアも高度にカスタムされており、まずシートレイアウトは2+2から2シーターへ。

ヴィンテージレザーに加え「アルミニウムにカーボンファイバー、デジタルメーター」という高品質かつ近代的な装備が追加され(エアコン吹き出し口はホーン形状)、ある意味では”レトロフューチャー”。

Apple CarPlayやAndroid Autoをサポートするセンターインフォテインメントディスプレイも追加され、(その気になれば)日常の足としても使用できそうですね。

TWR-Jaguar (4)

Image:TWR

なお、このTWRスーパーキャットは88台のみが生産され、この88台という数は1988年にトム・ウォーキンショウの手掛けたXJR-9がル・マンで優勝したことに由来しており、左ハンドルおよび右ハンドル仕様が提供され、TWRはすでにアメリカ、イギリス、ヨーロッパ、アジア、中東にて注文受け付けを開始していますが、その価格は225,000ポンド(現在の為替レートにて約4,400万円)に設定されています。

あわせて読みたい、ジャガー関連投稿

2010年にジャガーによって描かれ”実現しなかった”夢、悲運のC-X75が公道走行な仕様をもってリメイクされ販売される。これを成し遂げたのは当時のジャガーのデザイナー
2010年にジャガーによって描かれ”実現しなかった”夢、悲運のC-X75が公道走行な仕様をもってリメイクされ販売される。これを成し遂げたのは当時のジャガーのデザイナー

Image:callumdesigns | ジャガーC-X75はボクにとっても「心に残るコンセプトカー」のひとつである | 現在の自動車市場においては「少量生産車」「ワンオフ」がかつて無いほどの盛り上 ...

続きを見る

ジャガーE-Typeレストモッド
ジャガーE-Typeの最新レストモッド!クラシカルなホイールやバンパーに対して斬新なLEDライトが印象的。なおカスタム費用は5000万円

| オリジナルのジャガーE-Typeから踏み出すことができれば「悪くない」選択だ | おまけに「毎日乗れる」クオリティに仕上がるのであれば文句はない さて、これまでにも何台かジャガーE-Typeのレス ...

続きを見る

この発想はなかった!「もっとも美しいXJ」と言われたジャガーXJクーペを現代風にレストモッド!オーバーフェンダーにロールケージも
この発想はなかった!「もっとも美しいXJ」と言われたジャガーXJクーペを現代風にレストモッド!オーバーフェンダーにロールケージも

| さらに内装では樹脂パーツ一切なし、かわりにウッドやメタルを使用 | まずは3台を生産予定、すでに2台が売れているらしい さて、ポーランドのチューナー、カーレックスがジャガーXJクーペのレストモッド ...

続きを見る

参照:TWR

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ジャガー
-, , , ,