| オリジナルのジャガーE-Typeから踏み出すことができれば「悪くない」選択だ |
おまけに「毎日乗れる」クオリティに仕上がるのであれば文句はない
さて、これまでにも何台かジャガーE-Typeのレストモッドを公開してきた英国の「E-Type UK」。
いずれも単にレストアするのではなくオリジナルのカスタム要素をプラスしており、自社の「アンリーシュド(Unleashed)」ブランドからリリースを行っています。
そして今回公開されたアンリーシュドEタイプは、これまでにないほどカスタム性が強く、レトロなワイヤー式ホイールにサークル状の発光エレメントを持つLEDヘッドライトとの組み合わせがなんとも特徴的。
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見た目は当時のまま、中身は「フューエルインジェクションV12、APレーシング製ブレーキ、ハイグリップタイヤ」なチート仕様ジャガーE-Typeのレストア車
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アンリーシュドEタイプはこんな仕様を持っている
このアンリーシュドEタイプにつき、搭載されるエンジンは6.1リッターV12(5.3リッターをボアアップしている)。
加えてE-Type UKオリジナルのインジェクションシステムを装着して400馬力を発生し、軽量フライホイールにハイフローラジエーター、オイルクーラー、追加冷却ファンが装備され、5速マニュアルトランスミッション、そしてセラミックコーティングが施されたスポーツエグゾーストといった装備も与えられています。
さらにE-Type UKは増強された出力にマッチするよう4ピストン式ブレーキキャリパーを装着し、調整式ダンパー、PUサスペンションブッシュ、強化アンチロールバーが追加されることでブレーキングそしてコーナリング性能も向上させています。
なんといっても特徴的なのはこのLEDヘッドライト。
クロームのグリルやバンパーとの対比が新鮮で、多くの人を振り向かせることになりそうですね。
トランクリッドには「JAGUAR E-Type V12」バッジ。
なお、この「アンリーシュドE-Type」の製作には1台あたり4000時間が必要だとされ、もちろんこれは仕様によって更に長い時間を要するのかもしれません。
もちろんそのコストは安くはなく、ベースとなる持ち込みのE-Typeを除くと約5000万円を要するそうですが、もともとE-Typeを所有し維持している人にとっては「高い」金額ではないと思われ、問題は「オリジナル状態を捨ててレストモッドするかどうか」という思い切りだとも思われます。
アンリーシュドEタイプのインテリアはこんな感じ
そしてアンリーシュドE-Typeのインテリアにも大きく手が入り、シート、ドアパネル、センターコンソールはブラウンレザーにて総張替え。
ダッシュボードは、イエローのコントラストステッチが施された豪華なブラックレザーで仕上げられ、シートヒーター、LED照明、プッシュボタンスタート、Bluetooth付きオーディオシステムなども装備されることに。
エクステリア同様にレトロモダンな雰囲気を持っていますが、こちらもオーナーの要望に応じて様々なカスタムが可能なのだそう。
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