| 相変わらず「セルフプロデュースアイテム」としての購入である |
よって出番はさほど多くはないであろう
さて、ルイ・ヴィトンのバックパック「クリストファーPM」を購入。
このクリストファーPMは定番のバックパック「クリストファーMM」の小さいバージョンで、デザインが再調整されることにより全体的に凝縮されたデザインに仕上がっています。
カラーはブラック、素材は「トリヨンレザー(牛革)」で、ルイ・ヴィトンが得意とする「モノグラム」に比較すると「頑丈」ではあるものの「重い」というのがちょっと難点でもありますね。
例によって「セルフプロデュース」が必要な際に使用したい
さて、なんどかお伝えしている通り、ぼくはブランド物をアピールすることは好きではないものの、いくつかの状況下では「ブランド物を持っていると示すことで物事がスムーズに進む」ことがあり、よってそういったシチュエーションのためにこれを購入したわけですが、見栄を重んじる一部のアジア圏、差別を受けやすい欧米では比較的有効に機能する場合があり、ある意味では「身を守る」ためのアイテムだと考えていいかもしれません。
そこでこのクリストファーPMの仕様を見てみると、数年前からルイ・ヴィトンが取り入れている「モノカラー」仕様で、たとえばバックルは金属の地金色ではなく「ブラック加工」がなされ、これによって統一感が演出されることに。
加えて、こういった金属パーツ、レザー表面においても「マット」な仕上げが用いられていて、全体的には上品なイメージがあると思います。
そしてレザー表面はシボ感が強く出ており、これに型押しにて「LV」そして手裏剣マークが再現されていて、立体感を演出するとともに(スムースレザーに比較して)傷つきにくい仕様となっているもよう。
ちなみにメインの開口部にアクセスするにはバックルに通されたストラップを外すか、途中に設けられたホックを外すかする必要があり、つまりは「結構めんどくさい」タイプではあるものの、こういった「面倒くささ」はひとつの儀式的な意味合いを持っており、そこがある種の「所有する満足感」につながるのかもしれません。
実際のところ、「靴紐だけで手間をかけて履いたりするブーツ」と「紐もあるけどサイドにジッパーがあって簡単に着脱できるブーツ」の差は非常に大きいと考えていて、ぼくはもちろん前者を支持しており、手間をかけてこそ、あるいは不便だからこそラグジュアリーであり、感情に訴えかけるという例もあると考えています。
参考までに、村上春樹の小説では、高級コールガールと「パンストとガーター」に関する記載があり、「パンストは便利で機能的ではあるが、ガーターには敵わない”何か”がある」といえば男性諸君にはわかりやすいかもしれません。※もちろんこれは製品とブランドの性格によって判断基準が異なり、ぼくはほとんどの場面では機能を優先した製品を使用している
ちなみにサイドポケットも「バックルとホック」という面倒仕様。
もちろんサイドからジッパーにて内部にアクセスするという便利機能はナシ。
内部も特に機能的ではなく、しかしこの製品は「機能よりも重要な要素」を追求しているということになり、そういった場面でこそ真価を発揮するものと思われます。
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