
Image:Ferrari
| おそらく耐久レースのトップカテゴリでフェラーリが1-2-3フィニッシュを記録するのは「3度目」 |
これで復帰後にフェラーリがFIA 世界耐久選手権にて獲得した勝利数は「4」に増加
さて、フェラーリといえばF1というイメージがあるものの、この数年でフェラーリを代表するもうひとつの(モータースポーツにおける)柱となりつつあるのが耐久レース。
耐久レーサー「499P」にておよそ50年ぶりにル・マン24時間レースに復帰したのち、フェラーリは目下2連勝中ですが、今年は三連覇を目指し好調なスタートを切っています。
フェラーリは2025年FIA世界耐久選手権(WEC)での開幕戦にて「1-2-3フィニッシュ」
2025年のFIA世界耐久選手権は「カタール1,812km」にて幕を開けていますが、今回フェラーリはなんとこのルサイルサーキットにてトリプル優勝、つまり1-2-3フィニッシュを果たすことに。
この勝利は、アントニオ・フオッコ、ミゲル・モリーナ、ニックラス・ニールセン組(50号車)、イーフェイ・イエ、・ロバート・クビサ、フィル・ハンソン組(AFコルセが走らせる83号車)、アレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームズ・カラード、アントニオ・ジョビナッツィ組(51号車)によって達成されていますが、アントニオ・ジョビナッツィのポールポジション獲得、レース中にはピエール・グイディによるファステストラップの記録など499Pの戦闘力の高さを改めて感じさせる場面もあり、耐久レースのトップカテゴリーで3年目」としては最高のスタートを切ったと言えそうです。
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フェラーリ499Pは序盤からレースを支配しそのままゴールを迎えていますが(51号車は2度、ドライブスルーペナルティを受けている)、今回の勝利によって「2023年のル・マン」「2024年のル・マン」「2024年のCOTA」に次ぐ4つ目の勝利を獲得することとなり(意外と優勝経験は少ない)、そして今回のような耐久レースのトップカテゴリーでの1-2-3フィニッシュはなんと53年ぶり。
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参考までに、1972年の1-2-3フィニッシュはオーストリアのオーストライヒリンク1,000kmにて(ジャッキー・イクスとブライアン・レッドマンらによって)達成されたもので、この年を最後にフェラーリは耐久レースのトップカテゴリーから撤退しています。※このほか、1967年のデイトナ24時間レースでもフェラーリは1-2-3フィニッシュを記録したことがある
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