
| この「NART」はアメリカのみならず世界中にファンを抱えている |
そしてNARTは「ロッソ」ではなく「ブルーとホワイト」にてフェラーリを走らせたことで知られている
さて、フェラーリがなんと「左右非対称カラー」を持つSF90 XX ストラダーレを公開。
もちろんこれはフェラーリの公式カスタムプログラム「テーラーメイド」にて仕上げられた個体であり、ほかに類を見ない個性的なカラーリングとなっています。
なお、フェラーリはテーラーメイドプログラム立ち上げ時に「サンプル」として同様の「左右色違い」パターンを持つ812スーパーファストを公開したことがあると記憶していますが、このSF90 XX ストラダーレはまさにその「再来」とも言えるものかもしれません。
「最尤非対称」カラーを持つフェラーリSF90 XX ストラダーレはこんなディティールを持っている
そこでこのフェラーリSF90 XX ストラダーレを見てみると、片側は「グロス NARTブルー」。

そしてロッソマグマを挟んで反対側はシルバー(あるいはメタリックホワイト)。
カーボンファイバーそしてブラックが効果的に使用されており、リアウイングの上にはブラックにて「Ferrari」文字が再現されるなど細部に至るまで非常にユニーク。

「NART」とは?
フェラーリの歴史において度々登場する「NART(正確にはN.A.R.T.)」ですが、これはNorth American Racing Teamの略であり、アメリカにおけるフェラーリの公式的なモータースポーツ活動を担ったチームです。
- 設立者:ルイジ・キネッティ
- 設立年:1958年
- 本拠地:アメリカ(ニューヨーク)
なお、ルイジ・キネッティは、Ferrari の北米輸入元でもあり、その延長として(フェラーリの北米での販売を有利にするために)レースチームを組織した、と言われていますね。
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加えて、このNARTは「ロッソコルサ」ではなく白×青(アメリカンレーシングカラー)のフェラーリで参戦したことでも知られていて、この「NARTカラー」は今でもファンの間で根強い人気を誇っています。
ただ、今回公開された画像を見るに、「フロントバンパーサイドにオレンジ色のマーカーがなく」「ナンバープレートが横長」であることからアメリカのオーナーが注文した個体ではなく「欧州のオーナーがオーダーした車両」だと思われ、NARTのファンが海を超えて欧州にも存在することも見て取れます。
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参照:Ferrari(Facebook)











