
Image:Ferrari
| フェラーリの新しい挑戦、跳ね馬が海上を飛ぶ |
100フィートの巨体に宿るハイパーカーのDNAとは
フェラーリがその情熱を注ぐのは、もはやサーキットや公道だけではなく、今回ミラノ・デザインウィークにて、フェラーリ初の本格オーシャン・モノハル(単胴船)ヨット「Ferrari Hypersail(フェラーリ・ハイパーセイル)」のリバリーが初公開されることに。
この記事のポイント
- フェラーリのデザインチームとトップ造船技師による共同開発
- Monza SP1やル・マン覇者499Pの意匠を継承した究極の造形美
- 「フォイリング(翼走)」技術により、水面を飛ぶような超高速航行を実現
- フェラーリの「第二の魂」であるイエロー(Giallo Fly)を纏った象徴的なデザイン

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「海上のフェラーリ」、ハイパーセイルが定義する新基準
フェラーリ・ハイパーセイルはほかのプレミアムカーメーカーが(提携などで)展開するラグジュアリーヨットではなく、フェラーリの技術チーム(マッテオ・ランザヴェッキア、マルコ・グリエルモ・リビジーニ両氏を筆頭とする)、そしてフラビオ・マンゾーニ氏率いるデザインスタジオ、そして世界的な造船設計家ギヨーム・ヴェルディエ氏が結集した、「オープン・イノベーション・プラットフォーム」。
その目的は、フェラーリを唯一無二の存在たらしめている「フォルムの美しさと機能の融合」を、海洋という全く異なる環境で体現することにある、と説明されています。
フェラーリ ハイパーセイル:ハイパーカーの造形を海上へ
ハイパーセイルのフォルムは全てが「空力・流体力学」の結果として生み出されており・・・。
主要スペックとデザイン・ハイライト
| 項目 | 詳細 |
| 全長 | 100フィート(約30.5メートル) |
| 航行技術 | フォイリング(水中翼による高速航行)および高度な電子制御システム |
| エネルギー源 | 太陽光、風力、運動エネルギーによる再生可能エネルギー |
| デザイン要素 | Monza SP1/SP2を彷彿とさせるシルエット、499Pを引用したデッキ構造 |
| 特別仕様 | デッキおよび船体側面に歩行可能なグリップ付ソーラーパネルを統合 |
| メインカラー | Giallo Fly(イエロー)× Grigio Hypersail(カーボン調グレー) |
伝統の色「Giallo Fly」が示す特別な意味
今回発表されたリバリー(外装デザイン)で最も目を引くのは、鮮やかなイエロー「Giallo Fly(ジャッロ・フライ)」。
フェラーリにとって、イエローは創業者エンツォ・フェラーリの故郷モデナの色であり、ブランドの「第二の魂」とも呼ばれる重要なカラーです。
”ジャッロ”はかつての名車「275 GTB」で初採用されたそうですが、今回のハイパーセイルが持つ「Fly(水面を飛ぶフォイリング技術)」という特性と掛け合わされ、歴史と革新を繋ぐシンボルとして再解釈されているわけですね。※近年のフェラーリは意図的に「ロッソ以外」のヘリテージカラーを強調しているように思われる
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なお、船体には最新のカーボンファイバーが全面的に使用され、新色「Grigio Hypersail(グリージョ・ハイパーセイル)」とのコントラストがフェラーリのハイパーカー「デイトナSP3」「F80」のようなアグレッシブさを演出しているように思えます。
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なぜフェラーリは「海」を目指したのか?
フェラーリがヨットを開発するのは「ブランドの活動領域拡張」のみにとどまらず、海洋セーリングは「極限の環境下での効率追求」という点において、F1などのレースの世界と非常に似通っている部分もあり・・・。
- 技術の転用: 車両開発で培った高度な電子制御システムをヨットのフォイル(水中翼)制御に応用
- サステナビリティの実験場: 限られたリソースで最高パフォーマンスを出すため、太陽光や運動エネルギーの回収技術を極限までテストし実装
つまり、ハイパーセイルは未来のフェラーリ車に搭載されるかもしれない次世代技術の「海の上に浮かぶ研究所」でもあるというわけですね。

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結論
フェラーリハイパーセイルは、オーシャン・セーリングの世界にこれまでにない衝撃をもたらすこととなり、美しいデザインと空を飛ぶようなフォイリング技術の融合はまさに「海のハイパーカー」と呼ぶにふさわしいもの。
ミラノ・デザインウィーク期間中(4月22日〜26日)、ミラノのフェラーリ・フラッグシップストアやドゥオーモ広場を見下ろすテラスでこのプロジェクトが展示されるといい、この「光り輝くイエローの灯台」は、フェラーリの挑戦に限界がないことを世界に示すこととなりそうです。
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