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アストンマーティンはやはり「V12」を積極活用?ヴァンテージV12と思われるプロトタイプがニュルを周回、レーシングカーばりのルックスが与えられる

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| アストンマーティンは「V12終了」方針を撤回、継続させる方針へ |

新型ヴァンテージGT12は「V12+MT」という黄金の組み合わせとなるか

さて、アストンマーティンはV12エンジンを搭載する「ヴァンテージGT12」を2015年のジュネーブ・モータショーにて発表していますが(その後100台のみ限定にて発売)、今回はそのヴァンテージBGT12を連想させるエアロキットを装着したヴァンテージのプロトタイプがニュルブルクリンクにて目撃されることに。

もちろん2015年に発表されたヴァンテージGT12は先代ヴァンテージをベースにしており、しかし今回目撃されたヴァンテージGT12風の試作車は「新型ヴァンテージ(ただしフェイスリフト前)」をベースとしています。

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アストンマーティンは「V12」「MT」を継続か

今回の「新型ヴァンテージGT12」を予感させるプロトタイプの登場はいささか衝撃的で、しかしアストンマーティンは「V12エンジンを存続させる」ともコメントしているため、ある意味では「想像が可能な範囲のクルマ」なのかもしれません。

なお、アストンマーティンは少し前までは「V12エンジンを終了させる」という意向を持っていて、「V12エンジン搭載最終モデル」として2022年にV12ヴァンテージ(クーペ333台、ロードスター249台)を発売しているものの、その後「V12廃止」という方針をなかったことにしてしまい、実際にV12エンジンを搭載した「ヴァラー」を同社の創業110周年モデルとして(2023年に)発売することに。※その後には「ヴァリアント」も追加

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さらにその後の報道では「V12エンジンを今後も継続」「マニュアル・トランスミッションも継続」という方向性が明確に示されており、ただしアストンマーティンはこれらにつき「特別なモデルのみに搭載する」ともコメントしているわけですね。

そうなると「新型ヴァンテージGT12」が限定モデルとして登場する可能性が見えてくることとなり(すでにヴァンテージのプラットフォームにV12を押し込んだことがあるため、技術的なハードルはクリアできている)、先代ヴァンテージGT12のようにレーシングカーにインスパイアされた過激なルックスが与えられることになるのかもしれません。

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スパイフォトを見る限りでは、フロントには大きなスプリッター、リアには巨大なウイング、そしてカーボファイバー製のディフューザーに「センターマウント」エキゾーストパイプを確認可能。

参考までに、先代ヴァンテージGT12は5.9リッターV12エンジンを搭載し600馬力を発生させていましたが、新型ヴァンテージGT12では700馬力を超える可能性が指摘されており、「モータースポーツに近い」ルックスを持つクルマ、そしてアストンマーティン伝統のV12を積むということもあってコレクターズアイテムとなりそうですね。

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参照:rollendereporter(Instagram)

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