
| いつかはBMWに「スーパーカー」「ハイパーカー」を作ってほしいとは考えているが |
BMWがその重い腰をあげるのはまだまだ先になりそうだ
さて、フリーのデザイナー、Sebastiano Ciarcià氏が「BMW ETHOS(エトス)」なるコンセプトカーのレンダリングを作成して公開。
このエトスはBMWのヘリテージ、たとえばM1やナスカ、さらにはi8そしてヴィジョン Mネクストなど近代のクルマやコンセプトカーの要素などをミックスしたスーパーカーです。
ちなみに「ライバル」としてはGMA(ゴードン・マレー・オートモーティブ)T.50、アルファロメオ33ストラダーレ、アストンマーティン・ヴァルハラ、フェラーリF80、ポルシェ・ミッションXなどを掲げているため、「かなりの」高性能なクルマであると思われます。
BMW エトスは「新世代の」BMW
今回公開されたレンダリングを見るに、このエトスはこれまでのBMWを参考にしたといえど、それらとは「全く異なる」デザインを持っており、これまでウェッジシェイプが多かったBMWのスポーツカー/コンセプトカーとは異なり「コークボトル」。
ドアはなくキャノピー型のハッチを開いて乗降するようですね。
デイタイムランニングランプは「どんどんシャープになる」現在のBMWのトレンドを反映してか「さらにシャープに」、そしてキドニーグリルは姿を消し、しかしプレスラインと「溝」によって表現されることに(レクサスのスピンドルグリルが”スピンドルボディ”へと進化するさまによく似ている)。
リアについても現行BMWとの類似性はなく、ある意味では1970年代の(ストラトス・ゼロのような)コンセプトカー的印象も。
ちょっと面白いのは、BMWが好んで新車発表の場として使用するコンコルソ・デレガンツァをイメージした「舞台」と合成されていたり・・・。
それっぽい「開発中のプロトタイプがスクープされたスパイフォト」を作成していること。
この辺り妙なリアリティを感じさせますが、BMWは常々「スーパーカーを作りたい」とコメントしているだけに、いつかは(このエトスとは形が異なれど)BMWのスーパーカーをスパイフォト、そしてコンコルソ・デレガンツァの場で見てみたいものですね。
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参照:Sebastiano Ciarcià(Behance)