
| たかがタオル、されどタオル |
この記事の要約(洗車を劇的に変える3つの鍵)
- GSM(密度)が重要:数値が高いほど厚手で吸水性が高く、ボディに優しい
- 黄金比は「70/30」:ポリエステルとポリアミドの比率。ポリアミドが多いほど吸水力と柔らかさがアップ
- 用途別で使い分ける:ボディ、窓、ワックス拭き取り。適さないタオルを使うことが「洗車傷」の最大の原因
なぜボディには「洗車傷(スワールマーク)」ができるのか?
「丁寧に洗っているはずなのに、太陽の下で見ると細かい傷が……」。
その原因、実は使っている「タオル」かもしれません。
プロのディテーラーが、高価な機材と同じくらい予算をかけるのが、実はマイクロファイバータオルであり、汚れを「引きずらずに、包み込む」ための科学がそこには詰まっているわけですね。
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マイクロファイバーの性能を見極める「2つのスペック」:GSMと配合率
そこでマイクロファイバー選びで失敗しないためには、ネットショップが行う販売ページでの記載、パッケージや品質表示タグの裏にある「数値」を見る習慣をつ蹴る必要があり・・・。
1. GSM (Grams per Square Meter)
「GSM」は1平方メートルあたりの繊維の重さ(密度)を示します。
- 低GSM (200〜300):薄くて硬め。内装や窓ガラスに最適。
- 中GSM (300〜500):万能タイプ。コーティングの拭き取りなどに。
- 高GSM (600〜1500):超厚手でフカフカ。吸水性が抜群で、洗車後の拭き上げに最適。
2. 配合率(ブレンド比)
ポリエステル(PE)とポリアミド(PA)の比率です。
- 80/20:一般的で安価。耐久性はあるが、吸水性はそこそこ。
- 70/30:【推奨】ポリアミドが30%含まれることで、驚異的な吸水力と柔らかさを発揮する。
【保存版】用途別おすすめスペック表
どの場所にどのタオルを使えばいいのか、一目でわかるようにまとめまたのがこちらの表です。
| 使用場所 | 推奨スペック | 織り方の特徴 |
| 洗車時の洗い | 400〜600 GSM | シェニール(モップ状)が砂を巻き込みにくい |
| 拭き上げ(ボディ) | 1000〜1500 GSM | ツイストループや超厚手。一発で水気が消える |
| 窓ガラス・鏡 | 200〜300 GSM | ワッフル織りやダイヤモンド織り。糸くずが出ない |
| ワックス・磨き | 500〜800 GSM | コーラルフリース等の長毛。余剰成分を優しく除去 |
| 内装・ホイール | 250〜350 GSM | 80/20の安価なタイプ。ガシガシ使える耐久性 |
タオルを「凶器」にしないための禁忌事項
せっかく良いタオルを買っても、扱いを間違えればただの「硬い布」に成り下がることになり・・・。
- 柔軟剤は「絶対NG」:繊維をコーティングしてしまい、吸水力がゼロに。
- 高温乾燥を避ける:マイクロファイバーは熱に弱く、溶けて硬くなるため、乾燥機は「低温」か「陰干し」が基本。
- 地面に落としたら即引退:一度でも地面に落としたタオルは、目に見えない砂を噛んでおり、そのままボディを拭くのは砂利でクルマをこするのと同じ行為。
結論:たかがタオル、されどタオル。
「マイクロファイバーなら何でもいい」という時代は終わっており、現在のカーケアの世界では「適材適所のタオル選び」こそが、コーティング剤の性能以上にクルマの輝きを左右すると言われています。
まずは、拭き上げ用に「70/30配合・1000GSM以上」のタオルを一枚手に入れてみるべきで、これによって「今まで苦労していた拭き上げ作業が、たった数分で、しかも傷の心配なく終わる快感」に驚くこととなるのかもしれません。
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参照:Jalopnik

















